ニューズレターno.0098

■■■■■■■ グリーンウイングスジャパン・ニューズレター ■■■■■■■

———————————– 2012.07.15号【No.0098】第29~31週目

発行元 株式会社グリーンウイングスジャパン < http://gwjp.us2.list-manage.com/track/click?u=f81b24492e6ea9826c54154ec&id=503113e9a0&e=1d4024e68b >

フェイスブックページ「いいね!」234名となりました。紹介して下さっているかたがいらっしゃるのだとおもいます。ありがとうございます。

前号でフットサル大会の日程をタイトルに9月16日と表示していましたが、第16回目で、正しくは「9月8日(土)」でした。お詫びして訂正します。JFFL花業界フットサル大会、第16回大会の詳細はブログでアップされます。  http://blog.livedoor.jp/hana_futsal/
GWJ————————【 7月下旬 】———————–GWJ

7月8日(日)~9月23日(日)吉川正道+松田隆作展(瀬戸市新世紀工芸館)
7月15日(日)東京・お盆(13日~16日)
7月16日(月)海の日
7月19日(木)土用の入り 27日土用の丑の日 ~8月6日(7日の立秋の前まで)
7月22日(日)大暑
7月25日(水)~27日(金) GPEC施設園芸・植物工場展2012 東京ビッグサイト
7月28日(土)東京農業大学花卉懇談会 第28回花卉懇談会セミナー
7月30日(月)第11回MPS参加者ネットワーク協議会(流通部門)
4月5日(木)~10月7日(日)「フロリアード2012」(フェンロー国際園芸博覧会)
7月27日~8月12日 ロンドン五輪
8月7日(火)立秋
8月6日 広島原爆忌   9日 長崎原爆忌  15日 終戦記念日 戦没者追悼式
8月22日(水)JELFA10周年記念フォーラム「2022年の花き業界を語る!」
8月23日~25日 JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2012(千葉・幕張メッセ)
8月31日(金)二百十日
9月8日(土)JFFL花き業界フットサル大会第16回大会 浜野(千葉)
10月10日(水)~12日(金) 第9回国際フラワーEXPO IFEX2012
●【7月のモチベーション・テーマ】http://www.nnh.to/07/
○ 半夏生、七夕、朝顔市、ほおずき市、お盆、技芸向上、夏休み  笹、ユリ、ひまわり、あさがお、ほおずき、蓮、熱帯の植物(アンスリウム、ジンジャーなど)、水草、睡蓮、釣りシノブ
●【7月の歳時記と物語】http://www.pleasuremind.jp/COLUMN/COLUM117.html
●【二十四節気と雑節など】 http://bit.ly/A9kREf http://www.nobi.or.jp/calendar/24.html
http://gwjp.us2.list-manage.com/track/click?u=f81b24492e6ea9826c54154ec&id=f3c0909504&e=1d4024e68b

○ 【 土用の入 】どようのいり 7月19日(木)「土用」の起源は古代中国で、宇宙は木、火、土、金、水の五元素からなり、立春、立夏、立秋、立冬のそれぞれ前18日間は、土の働きが活発になるとして、それを「土用」といった。従って「土用」は年四回ある。「土用の入り」「梅の土用干し」「土用波」「土用の丑の日」「土用の虫干し」等、現在では「土用」とは夏の土用を指し、立秋の前18日間をいう。「土用」といえば「丑の日」。平賀源内が鰻屋の宣伝のために「本日土用の丑の日」と書いて店先に張り出し、「鰻を食べれば長寿、延命になる」と、宣伝したところ大繁盛して、この日に鰻を食べる習慣ができたという。【 土用の丑の日にアジサイを玄関に赤い糸で吊すと金運がよくなる ※今日の記事参照 】
○ 【 大暑 】たいしょ 7月22日(日)陰暦6月の中。陽暦では7月22日か23日。極熱の盛んなる時で、この最も暑い時期を乗り切るために、土用の丑の日にウナギを食べる風習が生まれた。

● 【六輝(六曜)カレンダー】http://zexy.net/man/rokki/cal/2012/
大安の土曜、日曜、祝祭日等 7月14日(土)※三連休の初日、8月5日(日)、8月11日(土)

● 【ギフトカレンダー】http://bokuoku.azarea.jp/
記念日一覧 http://bit.ly/H1RFiF
● 花卉園芸新聞 年間購読窓口(見本紙請求先)
http://www.kakiengei.jp/guidance/shinbun.jsp
● 誠文堂新光社「フローリスト」「農耕と園芸」直販サイト
http://www.seibundo-shinkosha.net/
● 花きをとりまく情勢に関する基礎資料
http://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/f_kentou/pdf/sanko.pdf
● 東京都中央卸売市場 東京都の花き5市場の取引統計
http://www.shijou-tokei.metro.tokyo.jp/index.html
● 日本農業新聞「netアグリ市況」 全国7市場 市況など
http://www.agrishikyo.jp/
● 政府による「平成22年度花き日持ち保証販売実証実験事業の概要」PDF
http://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/pdf/himochi.pdf
● 大田花き花の生活研究所 http://www.otalab.jp/

GWJ———————【 ニュースIndex 】———————–GWJ

◆ 消費税引き上げ問題を考える 軽減税率導入はめんどうな「インボイス制」が前提に
◆ 7月お盆も相場低迷 卸と一体となった生産計画なければ、来年も同じ
◆ 花の消費拡大 新発想で販路を広げよう 日本農業新聞 論説 7月6日
◆ スーパー業界再編加速 激しさ増す価格競争 取引相手となる卸などにも影響
◆ 世帯所得 昭和63年並みにまで下がっている 生活に困窮感つのる 厚労省調査平均538万円

GWJ——————–【 ミニ・クリップIndex 】———————GWJ

□ 花屋から新しい提案「土用の丑の日にアジサイを!」・・・ドライフラワーをテーマ花に
□ 私たちの地元の花をよろしくおねがいします。福島県奥会津昭和村の中学生が大田市場で研修
□ いよいよロンドンオリンピック! 入賞者の栄誉を讃える花束 誰がつくる?
□ 薄木先生の「水あげ&花のケア」出版記念特別講演30分仲卸・和秀さんのサイトで動画公開再開
□ 毎年のように相場が暴落 いけばな花材は、このまま絶滅するのか? 情報の一元化で守れ
□ 父の日に思ったこと 思い出す「母の日のこと」など
□ 「母の日」の社会的意義の変遷について調査した資料を見つけました。ぜひ、ご覧下さい。
□ 松田隆作先生と 陶芸家 吉川正道さんの二人展 瀬戸市新世紀工芸館で始まる
□ 夏の風物詩的にPR「夜冷バラ始めました」ローズマート(愛知県渥美半島生産グループ)
□ ヒートアイランド 夜温が下がらない 東京・大阪・名古屋の最低気温、100年で4℃も上昇
□ 江戸の伝統文化で忘れてならないものがある 鉢植え という文化だ 「江戸奇品解題」
□ 古代アテネの民主主義「500人評議会」と討論型世論調査(DP)という方法
□ 世界のゼラニューム263品種集め、第2回日本ゼラニューム協議会 5月22日に開催された
□ 現代アマリリスの育種親になった大切な原種 3種類紹介 「新花き探索」 清水秀男先生
□ ギフトから栽培へ興味を持続 洋らんの管理 藤沢店で講習 神奈川・JAさがみ「わいわい市」
□ オークネット社が4月に中国最大の花き取り扱いポータルサイト「花集」と提携
□ 英語が使える社員を育てる  クレハ社は、まず、読めることを重視 「多読プログラム」展開
□ 学校教育で「プレゼン」を取り入れる動きが出て来ています 自己紹介、聞く、感想を話す
□ 「花男子」快進撃! TV番組で紹介 ますらおぶりをご覧下さい!
□ JFMA第89回アフタヌーンセミナー 欧州研修トレンドツアー報告 7月10日に開催
□ 環境に配慮した花の総合認証 MPSジャパンは創業6年目にして初めて黒字化
□ 観葉植物を取り入れたい 心落ち着かせ 空間演出
□ フラワースタイリスト 谷匡子(たにまさこ)さんの本が誠文堂新光社から出版されました
□ 芳香シクラメン 有望系統を作出 バイオ技術で
□ 種子がある「バナナの原種」のゲノム(全遺伝情報)解読 品種改良に応用期待
□ ベランダで18年、ずっとシダだと思われていた植物のはなし
□ ペットに食べさせてはいけない身の回りの植物の不測の危険性について
□ また、3連休が増えるの? 国民の祝日が土曜にあたった場合も振り替え休日にして3連休検討
□ 新聞の投書欄から

GWJ————————【 ニュース 】————————–GWJ
◆ 消費税引き上げ問題を考える 軽減税率導入はめんどうな「インボイス制」が前提に

【重要】
※消費税引き上げ問題。軽減税率導入にあたっては、その前提として複数の税率を上手に処理するための「インボイス制」というしくみを導入することが前提となるようです。
【 消費税のインボイス導入 複数税率の前提に 】日本農業新聞7月5日 金融・経済 風を読む

ある世論調査によると、約7割の家計が消費税の軽減税率に賛成しているという。生活必需品に対する軽減税率は逆進性対策として分かりやすいから、消費者に人気が出るのもうなずける。しかし、軽減税率を導入するためにはインボイス(消費税額が記載された荷送り状)の導入が必要であることを忘れてはならない。

付加価値税では、売上げにかかる税額と仕入れにかかる税額が特定され、両者の差として税額が計算される。欧州では、この計算をインボイスによって個別取引ベースで行うが、日本では全ての取引を企業ベースで合算した上で同様の計算をインボイスなしで行う。日本でこうした効率的な税額計算が可能なのは、消費税率が一律だからである。

複数税率の場合は、仕入れにかかる税額が製品ごとに異なるため、個別取引ベースで管理せざるを得ず、インボイスの導入が不可欠である。さもなければ、仕入れのうちどれが軽減税率適用品であるかを見分けることはできない。日本では、事務コストの高さなどからこれまでインボイス導入に反対する声が強かった。その反対の強さは、税率引き上げなど容易に思えるほどであった。

では、国民は軽減税率を導入するために現在はインボイス導入もやむなしと考えているのだろうか。冒頭の世論調査は事業者を含めたものではないので、国民全体の民意がどこにあるのかは定かではない。おそらく、インボイスの導入を前提に、対象者を広げて同様の調査を実施すれば、軽減税率導入に反対する意見が増えるのではないか。(京都大学准教授 鈴木将覚)
※色々な人がこのインボイス制について語っていて、今後高い税率になることを考えると、きちんと考えておかなければいけないことのようです。

● インボイス制は非常に面倒だが、脱税防止からの議論もある。勝間和代さんと 野口悠紀雄さん。
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● 野口悠紀雄さん
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● 実は・・・6月から住民税がアップしていた 「もう、どうやって暮らせばいいのか」  【 日経新聞6/26 】

「給与明細書を見たら住民税がものすごく引かれててイヤになった」「どうして住民税がこんなに引かれているんだ。計算間違いじゃないの」「これ以上なにを切り詰めて暮らすのか…」――。2012年6月25日。うれしいはずの給料日に、そんな不満がネットにあふれた。
なぜ、こんなことが起こったかといえば、民主党になって年少扶養控除が廃止されたため。子ども手当も減らされて、さらには厚生年金保険料や健康保険料は上昇するなど、税金と保険料に生活が押しつぶされてしまう。
消費増税を含めると、1年を11か月分の給料で暮らすことに!
住民税の負担が増えることは、じつはわかっていた。民主党の子ども手当の導入に伴い16歳未満の年少扶養控除が2011年度に廃止された。控除額は所得税が年38万円、住民税が年33万円にのぼる。
つまり、子ども手当の導入と引き換えに、年少扶養控除の廃止という実質的な「増税」が決まっていたわけだ。
住民税は2011年の所得税をもとに算出され、6月分から徴収がはじまる。「タイムラグがあったので、給与明細を見るまで忘れてしまっていたのでしょう」と、家計の見直し相談センターのファイナンシャルプランナー、八ツ井慶子さんは話す。
さらには、肝心の子ども手当も4月に廃止され、児童手当が復活。支給額は一人あたり月1万3000円が1万円と、3000円減額されている。
年収500万円の家庭(父母と小学生と中学生各1人の4人家族の場合)が、どの程度の負担を強いられるか、八ツ井さんに試算してもらったところ、年収500万円の家庭はこの5月まで手取り収入で約409万円あったが、それが6月からは398万円と、年間10万円超も減収となるという。
住民税は一律所得の10%なので、一人あたりは月額2750円の負担増になる。住民税だけみた場合、4人家族で、控除されていた16歳未満の子どもが2人いれば5500円もアップすることになる。
さらに子ども手当ての減額分が年間7万2000円(3万6000円×2人)、これに6月26日に国会を通過した消費税の「5%→10%」の増税分の負担を14万2000円加算すると、年間約31万8000円の負担増。「約1か月分の給料分が減って、1年を11か月分で暮らす計算になります」と話す。
ちなみに、所得税は11年4月から年少扶養控除の廃止に伴い、月額3000円程度(所得税率によって異なるが、仮に約10%とした場合)の「増税」となっている。
とにかく「稼ぐこと」しかない
高齢者人口の増加で国が負担する医療費が激増。この医療費を支えているのは健康保険料で、これも4月から徴収率が引き上げられたばかり。10月分からは厚生年金保険料も上昇。さらに40才以上の国民が支払う介護保険料もアップし、これらの保険料は現役世代の給料から天引きされている。
「最近は給与明細も電子化されて、毎月きちんと確認しない人もいます。ある日見たら、こんなに引かれてました、ではダメです」と、前出のFP八ツ井慶子さんは話す。
負担はまだ増える。復興財源法が成立による臨時増税で10兆円を確保することになり、2013年1月から所得税額の2.1%の上乗せを25年間、2014年6月からは10年間にわたり住民税が年間1000円上乗せされる。
別のファイナンシャルプランナーの鬼塚眞子さんは、「おそらく年収400万~500万円でお子さんのいる家庭が一番大変だと思います。削れるものがないんで、とにかく稼ぐしかないと、パートの掛け持ちが当たり前になっていますね」と話す。

● 現在発行中のフリーマガジン「R25」の24ページからは、「実はこんなに払っている!?僕らの税金カタログ」特集。

【給与編】個人住民税1万5276円/月、所得税7430円 【支出編】電源開発促進税75円/月、酒税、たばこ税約975円/月、消費税7280円/月。(すべて一定の所得想定による)・・・なんやかんやで生活費にかかる税金は2万円。
【もしも・・・ライフイベント編】相続税600万円、マイホーム(3000万円)購入時22万5000円+翌年から14万円。贈与税19万円・・・
【レジャー編】ゴルフ場利用税400~1200円、遊漁税200円、食は区税100~200円、歴史と文化の環境税(太宰府市)100円、入湯税50または150円。など
「27歳から60歳まで働き、いまと動揺の消費を今後も毎月したと仮定する。そして、10%の消費税が将来も据え置かれたとすれば、僕らは消費税だけで約556万円を治めていくことになるのだ。もちろん所得税や住民税などもある。具体的な税額を目の当たりにすると、関心が湧いてきたんじゃない?」

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◆ 7月お盆も相場低迷 卸と一体となった生産計画なければ、来年も同じ

※ コントロール不能 需給バランス崩壊し 相場低迷 2012年 7月お盆の花

● 輪菊が半値以下 盆仕入れ最盛期 需要弱く入荷6割増 【日本農業新聞7月10日】

7月盆(13~16日)の仕入れがピークを迎える中、切り花の取引が低調だ。仏花として使われる輪菊の9日の日農平均(各地区大手7卸のデータを集計)価格は1本30円で前市より4円下げた。品薄高だった前年同期に比べ36円安と半値以下。6月から一貫して入荷が多く「京浜など地域が限られる7月盆需要では相場の立て直しに至らない」(大手卸)状況だ。スターチスやリンドウも前市より下げた。

9日の輪菊の販売量は7卸合計で162万本で、前年同期と比べると6割多い。

東京都中央卸売市場大田市場の大田花きでは同日、輪菊の平均価格が前市比2円安の1本34円だった。盆を狙った入荷増に対し、6月の荷余り感から事前注文が少なく「白のせり上場が増えて相場が伸びず、低迷ムードから脱却できていない」と話す。

大阪鶴見花き地方卸売市場のなにわ花いちばでは、7月上旬の白輪菊の入荷量が前年の6割増し。「どの産地からも入荷が多い。作型の集中もあるが、東京の価格低迷で関西への仕向けが増えているのでは」(同卸)とみる。

愛知県のJA愛知みなみでは、9日販売分が計画に比べて2割増。「夜涼しく開花が早まっている」。福岡県のJAふくおか八女も「梅雨の中休みで一気に開花して出荷が多い。夏に量が集中した2009年と似ている」とみる。両産地とも次回取引分から減るが、前進化で大幅減はなさそう。

産地は11日の盆入り直前の間際買いを期待するが、都内の生花店は「6月の売り上げが前年割れし、安くても買わない。ここ2年は盆の相場が高く利益が出なかったので注文も積極的でない」と話す。卸売会社は今後の動向について、「入荷が減っても価格は横ばいだろう」(大田花き)、「あと1週間は厳しい相場が続く」(なにわ花いちば)と見通す。

仏花束に使われる草花も動きが鈍い。9日のスターチス(シヌアータ)の日農平均価格は1本45円で前市より2円下げた。前年同期比で11円安。リンドウは1本59円で前市より4円下げた。前年同期比では8円安だった。

● 大田花き磯村社長 需給のミスマッチ 「産地廃棄も」考えて
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ヘッドクォーターとは
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● 【続報】  東京のお盆 市況 菊類は小幅上げました 7月11日

※ガマの穂、ミソハギなどがたいへん高騰しました。

東京市場、菊類は小幅の上げ カーネなど洋花堅調 【日本農業新聞7月12日】

7月盆(13~16日)直前となった11日、東京都中央卸売市場大田市場の切り花相場は全般に上げた。大田花きでは、低迷していた輪菊の1本平均価格が38円と前市より4円上げた。前年に比べると4割安い。「入荷が減った上、色物の価格が底上げした」と同卸。洋花は、カーネーションが続伸するなど堅調だった。

大田花きでは同日、スプレイ菊が1本43円で前市比5円高、小菊が1本35円で前市比2円高と小幅に続伸した。前年に比べるとスプレイ菊が3割安、小菊が1割安。小売りの盆向け仕入れは同日で一段落。今後の菊類の相場は「入荷は減るが、盆入り後の買い足しは限定的で価格は横ばい」(同卸)の見通し。

同日のカーネーション(スタンダード)の1本平均は55円で前市より3円、前年同期比でも18円高かった。仏花向けに加え、連休の婚礼需要が活発だった。同卸は「連休はブライダルフェアが多く、スプレイの量が前年より2割減となるなど全体に品薄感があった」と話す。バラ(スタンダード)も1本67円で前市より19円上げた。

● ユリ・輪菊 6月の相場低迷 切り花ずれ込み低迷 暖房抑制で6月にヤマ 【日本農業新聞7月4日 】
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切り花相場の低迷が続いている。冬場の重油高を受けて西南暖地の生産者が暖房抑制や無加温作型に動き、入荷が集中したためだ。日農平均(各地区大手7卸のデータを集計)によると、6月の切り花販売量は前年を5%上回り、平均価格は1本49円で前年の2割安だった。6月下旬から価格はやや持ち直しているが7月2日の取引価格は前年の1割安にとどまる。「重油高の解消にめどが立たず、生産の構造的な問題となっている。対策が急務だ」との指摘が上がる。

相場低迷は、入荷量が多く価格形成の指標となる輪菊の下落が響いた。輪菊の6月の日農平均価格は1本40円で、前年を2割下回った。6月20日には27円を記録した。

2011年の東日本大震災直後の暴落時より安く、月別、日別ともにデータのある09年以降の最安値を更新した。入荷量は1割多かった。

主力の愛知県JA愛知みなみは「生産者が暖房経費のかからない作型にシフトし、ピークが計画の4月末~5月から1カ月遅れて6月の出荷が多かった」と振り返る。

オリエンタルユリも入荷が多い。暖地産の終了が遅く、7卸の販売量は前年を4割上回った。高知県園芸農協連は「冬場の価格低迷で、重油代のかからない6月以降出荷の作型に変える動きがあった」と話す。バラやカーネーションは雨続きで各地で病気が発生し、品質低下が目立った。

東京市場の大田花きは、ここ数年、暖地産から高冷地への移行が従来の5月の「母の日」明けから、6月にずれ込んでいるとみる。「小売りは物日以外の仕入れを絞り込んでいる。この時期の暖地産は、高冷地より日持ちの面で劣り、安くても売れない」と話す。

入荷増について都内の生花店からは「輪菊は用途が限られ、安くても一定量以上は買わない。生産サイクルが乱れているようで今後迎える需要期に品薄にならないか心配だ」との声も上がる。JA愛知みなみは、低温開花性の強い品種の作付けなどで「周年産地として安定出荷できるよう態勢を立て直す」方針だ。

大田花き花の生活研究所の桐生進所長は、燃油代の不要な作型や品目に転換するのも産地戦略としてあり得るとみる。「燃油高は避けられない問題。6、7月の出荷が増えるなら、需要をつくることが不可欠で、3~5年の中長期的な計画を立て、目標を共有できる卸や小売りと結び付いて売り込む必要がある」と提言する。

切り花全体の相場は6月下旬から上げ始め、7月2日の日農平均価格は1本49円。1週間前の取引と比べ4円上げたものの前年を5円下回る。今後は京浜地区を中心とした盆需要が6日から動きだし、「菊類を中心に価格が上向き、全体をけん引する」(大手卸)とみられる。

●  東京周辺 お盆小売り情報 切り花 ユリ 【日本農業新聞7月6日 小売り情報 ユリ】

盆フェアは白品種

新潟産のオリエンタル系が中心で東北、北海道産も扱います。「シベリア」「シェイラ」などが1本1050円前後。「カサブランカ」は新潟の優品が都心で1本2625~2100円。郊外良品が1575円。自宅用の提案を強化。草丈70、80センチのものを「カジュアルカサブランカ」として1本1050円以下にし、好評です。6日からお盆フェアで白の各品種をそろえます。(東京都世田谷区・小田急ランドフローラ園芸事業部)

仏花束に3種提案

関東や東北産を使います。10日から盆にからめ山形県庄内産をフェアで売り込みます。オリエンタルは80センチ5輪つき以上の週品を前年より100円下げて1本598円で販売。物日も売価を上げずプラスアルファ商材として提案します。ユリ入りの仏花束は3種展開し、オリエンタル入りは1800~2000円です。テッポウユリ入りは1300~1500円、LA入りは800~900円です。(神奈川県川崎市・東光フローラ営業部)

暑さに強く 販促中

埼玉産のオリエンタルが1束(2本)399円、新潟産のLAが1束(3本)399円です。厚さに強い花なので現在、販促中です。お客は「カサブランカ」(1本1050円)以外は区別せず色で選びます。LAがコンパクトで飾りやすく黄色が人気です。オリエンタルの黄色は開花が早く家庭用に向きません。盆向けはユリ入りの洋風仏花束(735円)が売れ筋とみます。(東京都品川区・東京花市)

アレンジ5000円台

自宅用、お祝い事に使われます。白ユリは「カサブランカ」が中心。産地は高知から新潟に移りました。1本1050円と値が張りますが、夏の日持ちや使いやすさかを考えると安心感があります。香りを好む人も多いです。アレンジではバラやヒマワリと組み合わせ5000円を超えるものが中心です。需要期は来月から。価格面や用途によっては黄色、ピンク色のLA系の注文も入ります。(大阪市北区・大栄生花市場)

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◆ 花の消費拡大 新発想で販路を広げよう 日本農業新聞 論説 7月6日

花の消費拡大 新発想で販路広げよう

花き業界が、新発想で花の需要開拓に力を入れている。試食ならぬ「試飾」と銘打った花の無料配布や、2月14日に男性から女性に花を贈る「フラワーバレンタイン」で、ともに取り組む前に比べ客数や売上高は2、3割増となった。共通するのは、花を買わないといわれる20、30代の若年層や男性をターゲットに置く点。常識にとらわれない発想で販路を築いている。

総務省の調査(2011年、家計調査)で、全世帯の切り花購入金額の年間平均は約1万円。世帯主の年齢別に見ると、60代が約1万5000円であるのに対し、30代は約5000円と若年層ほど購入金額が低い。また男女別の1か月当たりの購入金額(09年、全国消費実態調査報告)は女性が830円なのに対し、男性が336円と半分以下だ。これらのデータからは購買層の多くが60代以上の女性ということが分かる。

今回の取り組みで注目したいのは、既存の中心購買層の販売金額を高めるのではなく、購買が少ない層への掘り起こしに力を入れている点だ。背景には節約志向で購入金額が減少傾向な上、購買層が高齢者に偏り、客層の広がりが進んでいないことへの危機感が強いためだ。

「試飾」は、首都圏で生花店チェーン・オランダ屋を運営するブルーミストが昨秋から始めた。店員が「試しに飾ってください」と通行人に呼び掛け、花を無料で配る。花は閑散期に値ごろ感のある花を選び使う。30代以下の若い母親や子ども、男性に的を絞って配った店ほど売上げ増の効果は大きく、同社の客数は取り組む前に比べ20%増という。販促手法は話題を呼び、関西にも広がる。

活動2年目の「フラワーバレンタイン」も奏功した。2月14日に男性から女性に花を贈る海外の風習の日本での定着を目指し、業界一丸で取り組む。今年、同バレンタインの販促資材などを活用した生花店は全国で延べ約8500店舗、首都圏にとどまらず、地方ではJAなどの生産者団体や流通、小売りでも取り組みがあった。

普及を目指すフラワーバレンタイン推進委員会の調べでは、取り組み53店舗の2月14日の売上高は前年比18%増、取り組む前の一昨年比で約3割増となった。

バレンタインデー当日は各年代の男性購入客が増え、中でも30、40代の男性が大きく伸びた。同委員会は「バレンタインに限らず、男性が女性に花を贈るのを当たり前にしたい」と強調。花のイメージの高さも手伝い、取り組みを機に商業施設や飲食業界などの異業種との連携にも成功、消費拡大の可能性を高めた。二つの事例は「花を無料で配ると店頭では売れなくなる」「花は女性が購入するもの」といった業界の常識を打ち破るもので、花の消費動向に詳しい専門家は、「逆転の発想」と評価する声が多い。既存の枠組みにとらわれない発想で新販路を築いていこう。

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● 京都大学で、ディスカッション 佐分利研究室で まったく新しい切り口からイノベーションを!
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◆ スーパー業界再編加速 激しさ増す価格競争 取引相手となる卸などにも影響

※スーパー大手、コンビニが設備投資に力を入れ始めている。空白地帯への初出店や、地方の中堅スーパーとのM&Aが盛んに行われている。これに対して地方スーパーも他の地域チェーン店と合併し、店舗面積を広げて対抗する。取引を行う卸、メーカー、生産団体にも影響必至。
(スーパー再編)(上)激しさ増す価格競争 地方の実力派、規模追求 【日経新聞7月10日】
スーパー業界で再編が加速している。イオン、セブン&アイ・ホールディングスの2強が勢力を拡大する一方、特定地域で高いシェアを握る地方の“勝ち組”によるM&A(合併・買収)や提携が相次ぐ。品ぞろえを広げるコンビニエンスストアなどとの顧客争奪戦も激化し、生き残りの道は険しい。業界再編の最前線を追った。

大手にも劣らず

「強力なライバルが登場したが、売上高は前年を1割上回っている」。北海道最大手、アークス。札幌市内の住宅街にある店の店長は明るい表情で語る。

5月、隣にイオン系の低価格店が開業したが、安さでひけを取らない。大手メーカーのダシ(500ミリリットル)でみるとイオンの157円に対し、アークスは155円。希望小売価格の6割引きで安さを競う。

アークスの2012年度の売上高見通しは4200億円と、イオンのスーパー事業の1割強にすぎない。規模で劣るアークスが大手メーカー品で低価格を実現できる秘密は、地域でのシェアの高さにある。

北海道・青森・岩手でのアークスのシェアは30%弱(スーパーの食品販売、10年度推計)とイオングループの2倍に近い。大手食品メーカーは地域ごとに販売ノルマなどを設けるケースが多く、そこでシェアが高いほど価格交渉は有利。横山清社長は「大手とも勝負できる」と自信を見せる。

アークスは北海道や東北のチェーンを吸収、売上高は最近5年間で1.5倍に成長した。同社長は「各地の勝ち組との統合を検討し、消耗戦を生き残る」。

11年度の全国スーパー売上高はピークの1996年度比で25%減ったが、店舗面積は逆に5割増。過当競争の中、逆境をバネにコスト競争力を高めた地方の実力派スーパーが台頭する。

中部地区に店舗展開するバロー。11年度の売上高は4105億円で前の年度より8.3%も伸びた。急成長を支えるのは格安のプライベートブランド(PB=自主企画)商品だ。

店頭では18円の豆腐、48円の緑茶(500ミリリットル)などがずらり。PBは大手ドラッグストアのほか、米国や韓国のスーパーにも供給するなどして規模拡大を追求する。今後、毎年20店以上の自前での出店を計画。M&Aについては、これまでは中小チェーンが多かったが「今後は10店規模では意味がない」(田代正美社長)として大型買収にも意欲を示す。

首都圏では埼玉県が地盤のヤオコーが5月中旬、突如提携を発表した。相手は食品スーパー最大手のライフコーポレーション。首都圏での食品販売額は4000億円規模となり、首位のイトーヨーカ堂(推計約4500億円)に一気に迫る。

23期連続で増収増益。独立路線を貫いてきたヤオコーが提携に踏み切ったのは、大競争時代への危機感からだ。川野清巳社長は「井の中の蛙(かわず)では生き残れない」と語る。

卸にも地殻変動

事業エリアを急拡大する地方スーパーの登場は取引先の地殻変動も引き起こす。旭食品(高知市)など地方の大手食品卸3社は4日、経営統合で基本合意。売上高で業界5位に浮上する。成長する得意先をつなぎとめるため全国規模の物流網を構築する狙いだ。

野村証券の皆川良造アナリストは「地方スーパーの広域化に対応できない卸は取り残される」と指摘。スーパーと卸それぞれの再編が優勝劣敗の差を広げ、それが次なる再編の呼び水となる。

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◆ 世帯所得 昭和63年並みにまで下がっている 生活に困窮感つのる 厚労省調査平均538万円

● 世帯所得、23年ぶり低さ 10年平均538万円 厚労省調査、非正規雇用増え

厚生労働省は5日、2010年の1世帯あたりの平均所得が538万円と前年比11万6千円(2.1%)減少したと発表した。1987年(昭和62年)以来23年ぶりの低水準で、これまで最も多かった94年と比べて約126万円減った。
2008年のリーマン・ショック後の雇用環境の悪化や非正規雇用の増加が影響している。生活が苦しいと感じている世帯の比率は61.5%で、86年の調査開始以来、過去最高になった。

特に18歳未満の未婚の子を持つ、子育て世帯の減少額が大きく、所得は39万2000円(5.6%)減少した。子ども手当の支給で現金収入の「社会保障給付」が前年から12万4千円増えたが、働いて得る「稼働所得」が37万8千円減り、全体の所得を押し下げた。

子育て世帯は所得の9割近くを稼働所得が占める。景気の影響を受けやすく、生活が苦しいと感じている子育て世帯は69.4%に上った。

一方、65歳以上の高齢者世帯は307万2千円と、7千円(0.2%)減少にとどまった。年金などによる所得が全体の7割を占めており、景気の影響を受けにくい。

世帯所得の減少の要因を専門家は「企業の価格競争が激しくなるなかで、非正規雇用が増えたことが所得低下につながっている」(日本総合研究所の山田久調査部長)とみている。政府が検討する社会保障改革についても「限られた財源のなかで生活の苦しい現役世代への配分も考える必要がある」(BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミスト)という。

世帯所得とは住居と生計を共にする家族の所得を合算したもの。宮城・岩手・福島の被災3県を除く全国の世帯を対象に11年6~7月に調査した。

【 産経新聞6日 】生活についての質問では、全世帯のうち61.5%が「苦しい」と回答し過去最高となり、厳しい家計の実態が浮き彫りになった。中でも子どものいる世帯で生活の苦しさを訴える声が多く、69.4%にのぼった。

GWJ——————【 ミニ・クリップ 】——————-GWJ

□ 花屋から新しい提案「土用の丑の日にアジサイを!」・・・ドライフラワーをテーマ花に

● 土用の丑の日2012は7月27日金曜日です。この日に「除災花」「繁盛花」を玄関に吊しましょう・・・土用の丑の日に花屋から新しい提案を行う・・・おまじないのドライフラワーを一日だけテーマにして販売する

● 土用の丑の日に、「アジサイの花を和紙に包んで玄関に吊す」と「厄災除け(流行病を防ぐ、病気改善を祈る)になる」「縁起がよい」「商売が繁盛する」「金運がよくなる」という風習が全国各地にあるそうです。
● 京都や北陸地方、新潟、愛知などさまざまです。土用の入りにそれを行うという例、丑の日に行うという例などがあります。お寺の境内で販売したりする事例もあったようです。

● もともと土用には、「虫干し」などの習慣があり、ものを干すのには向いている時期です。夏場の病気になりやすい時期に注意を喚起し、息災を願う風習なのだと思います。
● アジサイを切ってきて、和紙に包み、玄関の上など人通りが多い場所に吊します。赤い糸やリボンで結ぶと言っているものが多いです。
● ドライフラワーを車の中に吊して、交通事故の魔除けにするというような事例もあります。
● お花屋さんでは「土用の『除災花』『除厄花』『商売繁盛花』」「土用のお花のおまじないはいかがでしょうか」などどアピールしてみてはどうか。
● 花材は「アジサイ」が第一だが、価格帯とバリエーションのために、「小さな花が密集するもの」「ドライフラワーになるもの」「ハーブ」などを取りそろえて品ぞろえしてみてはどうか。
● たとえば、カスミソウ(染めなど)、スターチス、ラベンダーなどのハーブ類

● 以下、「土用のあじさい花」について触れているサイトをいくつかあげておきます。全部古い記事ですので土用の丑の日の日付は今年とは異なります。今年は、7月27日金曜日です。

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● 山本武臣 著 「アジサイの話」 八坂書房 1981 P135

『(前略)思い出されるのは、鏑木清方画伯のことである。鏑木画伯はアジサイを好まれた画家で、アジサイの画も何点かあり、幼少時のアジサイの思い出について書かれた文章も残されているが、昭和二十二年(1947)に描かれた淡彩の「紫陽花」の軸装に注目すべき添書きがある。全文を左に掲げてみる。

「けふは夏の土用に入る日なり。いつ頃よりの慣はしなるや知らず、この朝まだき紫陽花のたわわなるを剪り、赤き糸をもて門辺につればその家のなりはひ栄ゆと云ひ伝ふ。若かりし日この花を好むのあまり裏住居おほけなくも“あちさゐのや”となづけし頃よりわれもまたこのならひをまなびて久しくなりぬ、萎えしぼみ、干からびては見苦しけれど、切りたての花の露をはらひ緑の茎にくれなゐの糸ゆひて軒にかくれば埴生の小家もしばしかがやきわたりてなん也。」

まことにさわやかな一文で、アジサイを讃えた文章の乏しい日本では、貴重な一文として私の脳裏に刻み込まれている。』

※ 山本武臣先生は、このほかに、ガク片が六片の装飾花をおしばなにすると良いことがあるというおまじないも紹介している。

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□ 私たちの地元の花をよろしくおねがいします。福島県奥会津昭和村の中学生が大田市場で研修

福島県 奥会津 昭和村の中学生9名が、東京都中央卸売市場大田市場花き部で市場体験。せり場でのあいさつや、仲卸店頭でのプロモーションなどを研修しました。お盆の最中で花がたくさんあったとおもいます。すばらしい体験になったことでしょう。

● 中学生達は前日に地元でかすみそうの収穫体験や染めの勉強をしている。昭和村は夏場日本一のかすみそうの村。出荷団体はJA会津みどりと昭和花き研究会
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● 「昭和村花き振興協議会」を代表してせり前にあいさつを行った FAJ
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● そして大田花きでも、あいさつ
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● 昭和村のかすみそう(昭和花き研究会)を長年扱っている仲卸・中央花卉
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● 大芦家(昭和村のカフェ:コーヒーと手打ちそばがおいしい)
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● 仲卸中央花卉店頭(昭和花き研究会のかすみそうフェア)のようす。はっぴを着た中学生たち
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● 昭和花き研究会 菅家博昭会長のブログ
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● 今回花育授業をおこなった高倉なを先生は、6月22日に昭和中学校で「花育学習」として講演をされている。「地域にないもの、欲しいもの」
http://kanke.cocolog-nifty.com/2012/2012/06/post-515b.html

● 昭和花き研究会の今年のテーマは「ちいさなくらし」 パンフレットは100%竹紙製
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◎ 昭和村の中学生たちに会いました
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□ いよいよロンドンオリンピック! 入賞者の栄誉を讃える花束 誰がつくる?

【 大田花き花の生活研究所ブログ 】
英国の代表的なフラワーデザイナー、ジェーン・パッカーさんのチームが4400束を制作する。果たして日本選手の誰の手に渡されるのか、楽しみですね。
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詳細
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□ 薄木先生の「水あげ&花のケア」出版記念特別講演30分仲卸・和秀さんのサイトで動画公開再開

※先日、システムトラブルなどで公開がストップされていた薄木先生の記念講演の動画が、別サイトで公開されています。非常にすばらしい内容ですので、忘れずにご覧になることをおすすめします。

● 水揚げ博士・薄木健友さん 出版記念ミニセミナー&デモ inフラワードリーム2012
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和秀チャンネル第36回は, 2012年7月1日に東京ビッグサイトで開催された『フラワードリーム2012』会場誠文堂新光社ブースでの,水揚げ博士・薄木健友さんの『水揚げ&花のケア』の出版を記念する特別講演です。

‎1:40 online casino お話スタート
花が売れなくなってきた。花屋さんは花を売るための努力が必要。花持ちをよくすることもそのひとつ。店は花を売って終わりではない。お客さまにとっての価値は花を購入してからスタートする。花持ちが良くするためのポイントを本にまとめた。

3:10 本で一番紹介したかったのは切り花の茎の切り口を意識して欲しいこと。写真をたくさん載せた。道具の管理、使い方も。

6:15 水揚げの役割はふたつ。水をすみやかに早く吸わせること。そして、水を下げない、持続させる。

6:45 アジサイの水揚げ実演。茎を良く切れるカッターでカット。反対側も「切ら去ってください」。表皮を向く。ミョウバンをつける。(バクテリア対策)

10:23 テッセンの水あげ実演。表皮を削いで茎をほぐす。ミョウバンや市販の水揚げ促進剤などを利用する。(フローラライフやパレス化学から発売)

12:36 多くの植物は水あげは悪くない。しかし、下がりやすいものがある。品質保持剤は、水揚げの維持、開花に効果がある。

13:03 ハスの話 水圧と茎の中の空気のこと

14:00 湯揚げについて 切り口付近の茎内部の空気を抜く。湯揚げは空気を抜くこととバクテリア対策。熱すると中の空気が薄くなり内圧がかかるために水が入りやすくなる。

14:47(ここの給水スポンジの実験が編集でカットされています。同じ体積の給水スポンジを温度の違う水につけると、お湯のほうがあっというまに給水されます。)

15:47 茎の着色実験についての話。やってみると、どのように水が吸い上げられているのかが想像できる。

17:07 品質保持剤について。メーカーからいろいろな種類が出ているのはわけがある。花は開花するエネルギーを得るために糖分を必要とするが、その必要量は花によって違う。メーカーはそれぞれの考えで糖分などの異なる商品を提案している。

17:54 カスミソウの話。カスミソウは乾式輸送では輸送の途中に自分の糖を消費する。そのため、湿式が増えており、あとで、糖分の含まれる鮮度保持剤をつかうと日持ちが伸びる。
花屋さんは、鮮度保持剤についても特性を研究しお客さまにすすめよう。薄木先生のお店では、わかるように日持ちテストを行い、お客さまに鮮度保持剤をすすめている。お客さまも日持ちに差がつくことを理解していて、リピートしてくれる。鮮度保持剤もよく売れる。

20:02 お花屋さんの店頭での管理が大切。陳列時には花によって糖が必要なものには鮮度保持剤できちんと補ってあげる。

20:55 ガーベラの話。糖分入りの鮮度保持剤を適切に入れて数センチの浅水で管理する。

21:19 ガーベラの茎の話 切り戻しし水替えをすると10日から2週間は日持ちする。

22:40 花が終わったものはすみやかに取り去る。受粉すると日持ちが悪くなり、他の花も影響する。さかない小さなつぼみはすみやかに取り去る。

23:25 温度管理の話。薄木先生のお店では店内の温度を20℃以下に設定している。

24:05 キーパーがないことが花にとってよいというわけではない。温度が高い場所では1、2日で売り切る必要がある。花の管理には適温がある。

24:30 湿度も重要。60~80%を保つ。湿度計を用意する。

24:52 日持ち保証販売をしている。5日保証を今も続ける。5日保証できない種類の花はお客さまに説明して販売する。

25:50 日持ち保証をすることが目的ではない。保証ができる花を仕入れること、それを継続していくことがお客さまの信用、安心につながる。
日持ち延長は今以上によくなる余地がある。産地も花屋さんもまだ足りないところを改善していきましょう。

※ ‎14分すぎに、給水性スポンジを使った水の温度差による吸い上げ時間の違いについての非常に分かりやすい実験があったのですが、編集でカットされています。「薄木先生の赤本」の中にも、冷たい水よりも常温、のほうが吸い上げる時間が早いと言うことが書かれています。非常によい実験でした。

※ この夏は、「お花のために冷房を効かさせていただいております。クールシェアにぜひ、店内にお立ち寄り下さい。 花屋より」っていう感じでしょうか。

● 竹、笹の水揚げ、管理について 花の生活研究所ブログから
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□ 毎年のように相場が暴落 いけばな花材は、このまま絶滅するのか? 情報の一元化で守れ

誠文堂新光社「農耕と園芸」7月号 花アラカルト(42)株式会社花年 中村貞雄 氏 (名古屋地域からの提言)

【 いけばな花材の現況 】

● いけばな花材の供給が非常に難しい状況になっている(2010年5月号、および同年8月号でも取り上げた)。「いけばな花材絶滅危惧品種」と呼んだこれらの花材、実は「需給調整不備」が危機の原因ではないだろうか。

● そこで提案したい。花材の供給側の情報を、どこか1か所に集約して価格の安定化を図ってみませんか?

● 対象は、これからいくつかあげるいけばな花材について生産・供給に携わっているみなさんです。集約すべき情報は、「規模」・「時期」・「ハウス・露地の区別」などの細かい情報です。

● 以下、ぜひ、情報を集めてもらいたい花材を4つあげます。

● 最初は、「薊 あざみ」です。今年は高知県の産地が生産を止めたそうです。ムリもありません。10円・15円という価格低迷でしたから。しかし、あれは、「アーリーピンク」というピンク色の薊が足を引っ張った可能性があります。晩春から初夏、夏にかけて、「赤の薊」は、いけばなには欠かせない花材です。新緑枝もの(銀葉、虫刈、雷電、万作、夏櫨なつはぜ、満点星躑躅どうだんつつじなど)に添える格好の花材で、鳴子百合との組み合わせで、季節感をたっぷり表現できます。

● 同じような組み合わせ(花店用語では「取り合わせ」といいます)に「姫百合」があります。この姫百合は一説には球根が非常に手に入り難いと聞きます。長野県と高知県からの供給が中心のようですが、他の産地もぜひ聞かせて下さい。

● 紫色の「都忘れ」も希少性が高くなってきました。これもピンク色は大量に出ますが、紫色が随分と減りました。なんでもピンクはアスター系で作りやすいが、紫は高山植物系で作り難いといいます。野里、野面の間近な景色を水盤に移し活ける(近景描写)には、河原撫子とともになくてはならない花ですが、近年極端に減ってきました。

● 「桔梗」も一時期に集中出荷され、猛烈な値崩れに見舞われ、産地減少が起きています。肝心の秋口から、中秋の需要期に急に減ります。これも長野県中心の出荷で、生産技術の向上と需給調整が上手くいけば価格の安定は大いに見込めます。

● 「薊」「姫百合」「都忘れ」「桔梗」などのいけばな花材は、かなり以前から栽培されているものばかりです。歴史があるということは、逆に生産者が高齢化しているわけで、産地減少に拍車がかかっているとも言えるのでしょうか。

● いけばなの取り合わせ上、前述の枝ものにこれらの花ものと相性の良い葉ものは鳴子百合です。この鳴子百合は、ここ近年、宮崎県の生産者さんと新潟県の産地が非常に研究熱心で、小葉で引き締まったものを潤沢に供給してくれますので助かっています。なんと言っても根元、足元に引き締まった葉ものが入りますと、いけばな全体の格調が一段と高まりますから。

● 以上の事々は名古屋地域からの観察ですから、大阪、東京ではまた少し事情が違うかも知れません。しかし、大なり小なり抱えている問題でもあることは間違いありません。情報を一元的管理することで、供給と価格の両面で安定を確保したいものです。

※どこが情報の一元管理をすればいいでしょうか。イチバでしょうか。仲卸でしょうか。それとも需要をいちばんよく知る花屋さんでしょうか、大きないけばなの団体全体で組織的に取り組むべきでしょうか。いけばなのお稽古に生産を合わせるのと、生産側にあわせるのとどちらがよいのでしょうか。ほかによいアイデアがあるでしょうか。

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□  父の日に思ったこと 思い出す「母の日のこと」など

※ 想像力をはたらかせて仕事をしていきます。

主婦 久保田政子84 静岡県富士見市 【毎日新聞投書欄7月8日】

28歳の孫が結婚すると言って、彼女を連れてきた。私はすぐに、「彼女の父親は健在なのか」と聞いたのである。
2歳の時、34歳の父親を突然の病気で亡くした孫は、父親の顔を知らずに、母と妹の3人で我が家での同居を始めた。
保育園に通っていたころ、父の日に「保育園で父の顔を描いた」と言って、妹と絵を見せてくれた。
私が「誰の顔なの」と聞くと兄は「おじいちゃんだよ」と言い、妹は「おじちゃんだよ」と言った。
私はこみ上げてくるものを抑えて、2人の孫をぐっと抱きしめるしかなかった。

父の日も母の日も、親のいない子や、事情で一緒に暮らせない子にとっては、つらく悲しい日なのだ。

60年前、実家の兄嫁が6人の子どもを残して、40歳の若さで亡くなった。
当時、母のいない子は母の日に白いカーネーションを胸に付ける風習があった。
その日、私は「こんな日はいらない。各家庭で誕生日とかを祝えばいいのだ」と、怒りに震えながら過ごしたことを思い出す。

孫はハワイで式を挙げるという。結婚すれば、孫は彼女の父親を「お父さん」と呼ぶだろう。二十年ぶりに孫に帰ってきたうれしい言葉「お父さん」なのだ。
彼女のお父さん、どうか孫のために、末永くお父さんでいてくださいと、心からお願いしたい。

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□ 「母の日」の社会的意義の変遷について調査した資料を見つけました。ぜひ、ご覧下さい。

● 日本の学校で造花のカーネーションを配っていた時代があります。証言がたくさんあり、新聞の投書欄では「母の日」によく話題になります。戦後から昭和30年代のころです。
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●「母の日中央協議会」が造花のカーネーションを販売していたことなど 昭和24年
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●以上は1997年頃の産能大、妹尾教授のゼミ研究のようでした。ホームページを活用した学習環境と授業運営 [SPRING”98 Vol.6 No.4] 妹尾 堅一郎(産能大学経営情報学部助教授、慶應義塾大学環境情報学部・経済学部講師)
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● 母の日の社会的意義の変遷という研究でとても重要なデータ集とおもわれるのが、このページだとおもいます。新聞全国紙の母の日関連の記事を年代別に調査されています。貴重なデータです。
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●【重要】ここがこの研究の中間のまとめとなっています。
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●【重要】母の日の贈り物の変遷が年表になっています。
● ‎1979年(昭和54年)に胸のカーネーションの白赤区別なしに、とあります。また、1989年(平成元年)には、輸入のカーネーションが高値に。3年前の3倍に需要がはねあがり、足りないと書かれています。
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● 母の日の社会的意義の変遷をまとめています。これを見ると、三浦展氏が「第四の消費」のなかでいうように、戦後20年ほどは社会がひとつの家族だとみている様子がうかがえます。その後、それぞれの家族、やがて個人へと社会の基礎単位が変わっていったようすがうかがえます。
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● 昭和30年代の母の日は、社会運動だったことがよくわかります。戦争があって、ダンナさん、お父さんの命がたくさん失われた。母の手ひとつで子どもを育てた家庭がたくさんありました。もともとアンナ・ジャービスさん自体が母の日を「平和を願う運動」として提唱し、始まったわけで、戦後から遠くない日々は日本でも平和を祈る日としてイベントがあったということですね。
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● 韓国では1992年に胸にカーネーションをつけるようになったとあります。
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□ 松田隆作先生と 陶芸家 吉川正道さんの二人展 瀬戸市新世紀工芸館で始まる

● 吉川正道+松田隆作展 ~9月23日まで
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● はじまっています
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○ 瀬戸市新世紀工芸館
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□ 夏の風物詩的にPR「夜冷バラ始めました」ローズマート(愛知県渥美半島生産グループ)

高品質で個性的なバラを生産するグループ ローズマートでは、「夜冷」バラというカテゴリーをつくりアピールする。
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夜冷とは、夜間冷房。夜間の高温を抑え品質低下,病気の予防を防ぐ技術。具体的には夜間の冷房と除湿ということでしょうか。ヒートポンプが導入されてはや幾年。夏場の高温対策に効果があることがわかってきています。ローズマートでは、節電目標を決めた上で「夜冷」を行い生産、販売を行っていくようです。
「夜冷しているバラ」は、「夜冷していないバラ」と比較して品質をアピールできる内容があります。このような生産者の取り組みは、販売する花屋さんから購入する消費者まで告知していくことにはとても意味があるようにおもいます。

●「夜冷(やれい)」夜間冷房
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● ‎2010年の8月26日の記事 すでに明確なコンセプトがあります
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● 考え方 取り組み姿勢
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‎2010年9月5日 上の記事の前書き
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※ ヒートポンプエアコンによる除湿(岐阜大学福井先生)
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※ 2008年の福井先生の指摘
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※ 2009年 昼間の赤外線による夜間放熱に注意
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□ ヒートアイランド 夜温が下がらない 東京・大阪・名古屋の最低気温、100年で4℃も上昇

※庭で越冬できる植物は増えている。逆に暑すぎて育たない植物もある。何を提案していけばいいですか。

● ヒートアイランド現象で都市の最低気温、100年で4度上昇 【日経新聞7月10日】

都市化によって気温が周囲より高くなるヒートアイランド現象の影響で、東京、大阪、名古屋では1日の最低気温の年間平均が約100年前と比べて約4度上昇したとみられることが、気象庁のスーパーコンピューターによる解析でわかった。最高気温は1~2度程度の上昇だった。

同庁気候情報課は「昼間にたまった地表の熱が、ビルなどに阻まれて上空に放出されずに滞留し、夜間の気温が下がりにくくなっている」とみている。
調査では、東京、大阪、名古屋の3地域について実測値を基に、全体を草地や砂地などと仮定した場合と都市化して建築物などがある場合の気温を試算した。
この結果、1日の最低気温の年間平均は約100年前と比べ、東京で4.5度、大阪で3.9度、名古屋で4.1度上昇していた。気温上昇などの影響で、東京、名古屋の湿度は約18%減少しているという。

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□ 江戸の伝統文化で忘れてならないものがある 鉢植え という文化だ 「江戸奇品解題」

朝顔市だ、ほおずき市だとにぎやかになってきました。
時間ができたら、江戸時代の鉢植えコレクターたちの世界を旅してみませんか?旅のおともに最適の本をここにご紹介します。

『江戸奇品解題』浜崎大 著 幻冬舎刊 2012/3  http://amzn.to/MNWfZC

● 著者は「改良園」に勤務 現在「園芸世界」の編集人。
● 江戸時代の鉢植え文化を歴史や図版から解き明かします。
● 鉢植えを始めた人は? 榊原十太と山角(やまかど)という人たちである。・・・
● 「実は、鉢植えこそ江戸文化の最たるものである」と著者は書いています。
● ひとめで「ジャケ買い(表紙カバーの絵を見て買うこと)」してしまいます。中身は図版と写真とレイアウトがたいへんにクールな感じの園芸史の本としては異例な印象です。
永島がこれまでの人々と異なるのは、鉢植え園芸という一つのコンセプトを完成させたことだ。「永島の考案した鉢植え法とは、通常の花壇用植木とは区別して、あらかじめ鉢植え用に圃場で苗木を育て、のちに掘り上げて鉢に移すという方法であった。つまり野や山に生えている草木を掘り取ってそのまま器に移して鑑賞するというプリミティブな方法ではなく、小さな苗木や実生から畑で育て、十分に根を出させてから鉢に移植し、じっくり育てていくという方法である。」

永島は、尾州瀬戸の陶工に注文して特別に植木鉢を焼かせた。これは、初めての奇品専用の国産植木鉢で、ふちが外に反った形をしていて「縁付(えんつき)」と呼ばれた。のちには、釉薬の色から白つば、黒つばと呼ばれるようになり、奇品の盆(はち)として最も多く使われるようになる。このふち、つばのようになっているものは何なのか?植木鉢に必要なのか?「人は奇品を至近距離で眺める。このとき鍔は、奇品の繊細な葉の色や形を際立たせる額縁の役割を果たしているのである。この美意識の原点はおそらく茶の湯で使われる茶碗であろう。「奇品は風雅の境地を表わすもの」と永島は考えていたのではないか。」


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□ 古代アテネの民主主義「500人評議会」と討論型世論調査(DP)という方法

● 古代アテネの民主主義 くじ引きと討議の「500人評議会」を参照した討論型世論調査(DP)という方法について

7月11日の毎日新聞「余録」に 討論型世論調査(DP)という方法についての記事がありました。
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『 全員参加の集会で国政を決める。直接民主制の象徴として知られる古代アテネの民会だ。その体制を支える仕組みに500人評議会があった。くじ引きで選ばれた市民が、時間をかけて討議し、重要課題を決めていたという▲現代に「くじ」と「熟議」をよみがえらせる試みに、米国の政治学者が提案する「討論型世論調査(deliberative poll: DP)」がある。無作為に選ばれた人にアンケートを行い、討論参加者を募る。参加者は説明資料を読み、少人数での討議を重ね、専門家に質問する。最後に再びアンケートに答えてもらい、「民意」を探る仕組みだ▲今、この手法が日本でも注目される。』

●【アテネ500人評議会】  http://bit.ly/P1SrEe
● 慶応大学のDP研究センター  http://keiodp.sfc.keio.ac.jp/

※ 多くの勉強会やセミナーは、講師を招いてお話を聞き、一定の時間質疑応答があり解散する、という形が多いのですが、勉強会から得たものをどう日常に生かすのかは参加者まかせ、ということになります。
※ DPは、誰もが話せる仕組みつくり、資料づくりが必要ですし、まず、問題点の発見をすることから話が始まるのかもしれませんが、参加者自身が考えるきっかけとしては大きな意味がありそうな気がします。

【関連】
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【政治が判断を避けている、政府の問題丸投げだというDP批判】
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□ 世界のゼラニューム263品種集め、第2回日本ゼラニューム協議会 5月22日に開催された

※ 誠文堂新光社「農耕と園芸」7月号に第2回日本ゼラニューム協議会の様子がレポートされました。
※ 基調講演では、小笠原誓氏(名古屋園芸)が「ゼラニュームの歴史とこれから」と題して南アフリカ原産のゼラニュームがどのように欧州に渡り、日本に伝播したのか、また江戸時代から昭和初期にかけてのゼラニュームの普及や楽しみ方の変遷を古い文献やカタログを使いながら解説した。町田ひろ子氏は「欧州のゼラニュームの楽しみ方」というテーマでお話しされた。

※ゼラニューム、この古いイメージの花のリバイバルはあるのでしょうか?植物がこの極東の島国にはるばるとやってきて江戸時代には多くの人々に楽しまれていた歴史を現代の私たちはどのように再編集していけるでしょうか。まだまだ見落としている花はないでしょうか。
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「5月22日火曜日は生憎の雨でしたが、遠方は北海道からの参加もあり用意された座席ほぼ満席の90余名来場者で盛り上がりました。」
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ゼラニュームは欧州では窓辺に置かれたり、町中に植えられたりと生活に密着した花として高い人気を誇るが、高温多湿に弱いことや生産の季節が限られることなどから、日本国内での販売は漸減傾向にある。協議会は、種苗メーカーや園芸専門店などが集まり、、ゼラニュームの品種としての可能性を探り、より効果的な消費者へのアピールを考えようと設立した。
この日のコンベンションには、国内でゼラニュームの種苗を販売している主要4社(シンジェンタ ジャパン、高松商事、ハクサンインターナショナル、エム・アンド・ビー・フローラ)を中心に、定番の品種から育成が難しく珍しい黄色い花を咲かせる品種まで、おおよそ国内で流通しているほぼすべての品種、220種以上を一斉に展示。参加者による人気投票を実施した。
1位に選ばれたのは、「カリオぺ」ダークレッド(シンジェンタジャパン)。深い赤色と大輪の花もさることながら、耐暑性が高いのも特徴で、近年ニーズが高まっている夏植え・秋出荷にも対応できる品種として、3月の日本フラワー&ガーデンショーでも3位に入賞した注目の品種だ。2位には同じく耐暑性の高い「カリエンテ」オレンジ(同)、3位は同点で「ダークライン」アベリーナ(高松商事)、「シビル」トミー(ダークバーガンディ)(同)が選ばれた。
このほか、小笠原誓氏(名古屋園芸代表取締役社長)、町田ひろ子氏(町田ひろ子アカデミー代表取締役社長)がゼラニュームの歴史や育て方のポイントなどについて講演した。

FAJ長岡求先生も参加
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□ 現代アマリリスの育種親になった大切な原種 3種類紹介 「新花き探索」 清水秀男先生

誠文堂新光社の「農耕と園芸」に熱川バナナワニ園の清水秀男先生が、アマリリス(Hippeastrum)の原種について記事を書かれている。ありふれた「在来種」の中には古い歴史につながる大切な物語がかくれている。栽培の施設や技術の乏しい時代には日本の気候風土に合ったものが選ばれた。

● 記事では、今日、さまざまな品種になっているアマリリスの育種親としてとても大切な働きをした3つの原種について触れている。
● その3種類とは、reginae レジーナエ、vittatum ビッタータム、puniceum プニセウムの3種。
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● 南米原産のこの花は日本には江戸時代にすでに入っており、ジャガタラスイセン、ベニスジサンジコ、キンサンジコの和名がつけられている。3種のうちとくに、レジーナエとビッタータムは初期の重要な育種親として広く認識されていたという。
● 記事では、ペルー原産のビッタータムを取り上げて詳しく説明している。「今日在来種として農家の庭先などで見られる品種の多くは、多分に本種の丈夫さと花つきの良さを受け継いだものと思われる。」

● サンジコとは何か?  アマナ
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