No.0071

■■■■■■■ グリーンウイングスジャパン・ニューズレター ■■■■■■■

———————————– 2011.06.01号【No.0071】第22~24週目

発行元 株式会社グリーンウイングスジャパン < http://www.greenwings.jp/ >

GWJ————————【 6月上旬 】———————–GWJ

6月1日(水)~3日(金)インテリアライフスタイル展(東京ビックサイト)
6月1日(水)~5日(日)中村農園「ゆりフェスタ2011」(高知市)
6月5日(日)環境の日・世界環境デー プロポーズの日(6月第1日曜日)
6月10日(金)時の記念日
6月14日(火)JFMA 国際セミナー「消費者の目線に立った花売り場の作り方」
6月17日(金)~26日(日)フローリストレビュー2011 ショウは18日(土)
6月19日(日)父の日
6月28日(火)貿易記念日
6月28日(火)・29日(水)フューネラルビジネスフェア2011(横浜市・パシフィコ横浜)
6月30日(木)大祓い、夏越の祭り
7月2日(土)、3日(日) フラワードリーム in 東京ビックサイト2011

【6月のモチベーション・テーマ】

○ まちづくり月間
○ 環境月間
○ プロポーズの日(6月第1日曜日)
○ ベビーデー(母の日と父の日の間・6月第1日曜日)

●【二十四節気と雑節】 http://www.nobi.or.jp/calendar/24.html
6月6日(月) 芒種
陰暦5月の節で、芒種の節ともいい、陽暦の6月5日か6日。芒種というのは稲や麦など穂の出る穀物の種のことをいう。種播きの時期で、農家は田植えに追われる。
6月22日(水) 夏至
陰暦5月の中で、陽暦の6月21日か22日。太陽は最も北に寄り、北回帰線の真上までくるので、昼間の時間が1年で一番長い。しかし、夏至のころは梅雨の真っ最中だから、日照時間はむしろ冬よりも短い。

●【六輝(六曜)カレンダー】http://zexy.net/man/rokki/cal/2011/
大安は、5月22日(日)、 28日(土)、6月26日(日)7月18日、24日

GWJ———————【 ニュースIndex 】———————–GWJ

◆ 10年の切り花輸入量 過去最高を記録 国産猛暑で品薄 【日本農業新聞5月24日】
◆ 経産省は13日に節電計画を正式決定、小口需要家・一般家庭にも協力求める
●「アフター4」午後4時からの新しい需要に注目 …ガーデニング、レッスン、セール
● ゴーヤなどのつる性植物苗が好調に売れています
●「省エネ消費」は惜しまず【日経新聞5月26日】
□ ゴーヤのカーテン 夏の節電に生かす 【読売新聞5月24日気流】
□ 昨年から緑のカーテン作り 【産経新聞5月26日談話室】
◆ 2010年家計調査 景気低迷で節約志向反映 花きのデータ 【日本農業新聞5月26日】

GWJ——————【 ミニ・クリップIndex 】——————-GWJ

□ 中元商戦始まる 「買い物で」復興支援と会期短縮 割れる対応
□ 東日本以西 やや暑い夏 暑さに注意 3か月予報発表 【日本農業新聞5月26日等】
□ 節電の次には、「節水」が注目される。植物への水やりが目の敵にされないためには?
□ また今年も!「ポピー」と誤り、不正ケシ販売 コメリ全国19都県94店舗で販売 回収へ
□ バラとガーデニングショウ 開催されました 今年のバラは香りがテーマ
□ ダニエル・オストさんの三井倶楽部インスタレーションおこなわれました
□ 父の日のひまわり、定番化 「ベストファーザー」賞への協賛やイベントで
□ 被災地支援 具体的に行動する大田市場花き部仲卸中央花卉のみなさん(東京)
□ 『花の力 FOR JAPAN』夏のイベントに向けて全力 国際的なデザイナーや歌手も参加
□ 東日本大震災関連地域の花と緑による復旧・復興支援活動情報連絡会議
□ 被災地に笑顔咲かせよう 手作り絵葉書販売 神奈川の花農家ら  【日本農業新聞5月18日】
□ 「幸せを願う青い花」で義援金を寄付 「ムーンダスト」とクラシック社
□ 輸入切り花ますます重要 花輸出入協会が総会 【花卉園芸新聞5月15日】
□ 鶴見花き 増田富洋新社長 就任
□ フロリード社 震災の義援金500万円を送る 【花卉園芸新聞5月15日】
□ オランダでも花で日本を支援 「花でそっと後押し」 鈴木のり子さんの活動
□ オランダで新ユリプロモーション始まる。すぐれたビジュアルで販売を後押し
□ 優れた花き生産者を表彰 花き技術・経営コンクール 受賞者発表 【花卉園芸新聞5月15日】
□ 日持ち保証販売実証実験2011年の活動始まる
□ 植木・盆栽の輸出に関する勉強会が行われました 5月26日 全国花き輸出拡大協議会
□ 生活者のライフスタイルと消費傾向の変化 「もっと」から「ちゃんと」へ(09年博報堂)
□「親孝行ブーム」が来ています  親が死ぬまでにしたい55のこと
□ 社員の緑化活動・エコ朝礼で意識が変わる パソナ社の事例
□ 「ペットと花」「ガーデン体験と食事」土地活用、異業種のグリーン体験型施設が増えている。
□ オアシス  福森真知 41歳主婦 【産経新聞5月10日投書欄きのうきょう】
□ 書籍:楽しく育てるベランダ菜園「ここまでできる!ベランダ菜園」【読売新聞5月24日】
□ 花関連書籍案内 大田花きの宍戸さん、カトリーヌ・ミュラー、勅使河原茜家元・・・
□ 父の日、母の日一緒に祝う 広山弘子59パート【読売新聞投書欄気流5月24日】
□ 生きていることに感謝を 田中菜々美 14歳中学生 【産経新聞5月30日談話室】
□ ヒマワリと菜の花を咲かそう 佐藤祐子64歳主婦 【毎日新聞5月28日みんなの広場】
□ 中沢新一氏 日本の大転換を語る 【雑誌すばる2011年6月号】
□ 【訃報】笠原貞夫 NFD元理事長 死去 日本のフラワーデザインの確立に尽力
□ プランツパートナー葛西店5月末で閉店 (東京・葛西市場仲卸)

GWJ————————【 ニュース 】————————–GWJ
◆ 10年の切り花輸入量 過去最高を記録 国産猛暑で品薄 【日本農業新聞5月24日】
http://dl.dropbox.com/u/8221393/GWJ71-data01.jpg

2010年の切り花の輸入数量は、前年より12%伸び、過去最高の13億1951万本となったことが農水省の調べで分かった。天候不順で生産量が減少した国産切り花の代替品として増えたことや、為替が円高基調だったことなどが主な要因だ。同省は国産切り花の対策として「生産から販売までを連携させた日持ち保証販売や、商品情報の強化などで国際競争力を高めていきたい」と話している。

輸入数量が前年実績に対して2桁以上伸びたのは、04年以来。昨年の国産切り花は、春先の低温や夏場の猛暑などで生産量を落とした。東京市場だけでも国産輪菊の入荷量は1割以上減少した。その一方で輸入物が4割近く増えるなど、国産を補う形で輸入が急増した品目が目立った。
輸入量1位はカーネーション。前年を19%上回る2億9527万本が輸入された。2位以下は菊類の2億7303万本(前年比18%増)、ラン類の1億6146万本(同10%増)、バラの8871万本(同5%増)が続く。
国別で輸入先の1位は中国。前年比8%増の2億8340万本を日本に輸出した。次いでマレーシアの2億1855万本(同15%増)、コロンビアの2億1306万本(同29%増)の順。両国とも初めて2億本を突破した。
切り花の輸入は、国産の生産減を背景に年々拡大。切花流通量に占める輸入の割合は22%(国産切り花出荷量09年データ使用)。01年に比べると9ポイント増えた計算だ。主要品目の輸入割合は、カーネーション45%、バラ21%、菊類14%となっている。
11年の輸入動向は、5月1週までで主力のカーネーションとバラが前年を2割近く下回って推移。菊類は4%下回った。輸入商社によると、東日本大震災による消費意欲の減退から手当てを抑える動きや、主力国のコロンビアの天候不良が影響しているという。一方で「こうした落ち込みは一時的なもので、輸入が増加基調にあることは変わらない」(卸売会社)との見方もあり、今後、輸入が再び増える可能性もある。

日本向け品質向上

【カーネーション】コロンビア増
カーネーションは3億本に迫る勢い。特にコロンビアからの増加が目立ち、10年は、前年比28%増と大幅に伸び1億9981万本(前年比28%増)を日本に輸出。卸売会社は「コロンビアは国を挙げて対日輸出を推進中だ」と話す。中国は7834万本(同1%増)と微増。3位のベトナムは811万本(同14%減)と03年以降続いていた輸出増にブレーキがかかった。
東京市場の価格は、スタンダードの場合、輸入が1本40円と前年比2円高。国産は52円で同3円高。スプレイは輸入が34円、国産は53円とそれぞれ前年に比べ3円高かった。
今年1~5月1週の輸入量は9481万本(植物検疫統計調べ)と前年に比べ18%少ない。

【菊類】輸入増も高値
菊類の輸入量は前年比18%増え2億7303万本。輸入が急増した04年のほぼ2倍となった。半分以上を占めるのがマレーシア産で、数量は1億5876万本(前年比18%増)。大半がスプレイ菊とみられる。2位は中国の5135万本で前年より12%増えた。卸売会社は「中国産の主力品種は『神馬』で、対日向けに品質が向上している」と話す。
東京市場の輪菊の価格は、輸入品で前年より5円高い48円。輸入量は前年より増えたが、国産の出回り減を解消するには至らず、全般的に品薄高の展開だった。国産は1本69円と前年比7円高。スプレイ菊は輸入が前年と同じ50円、国産は3円高の53円だった。
今年の輸入は1~5月1週で9653万本(同)と前年同期より4%減。

【バラ】 インドが減少
バラは8871万本(同5%増)と、03年以降で最も輸入量が多かった。輸出量が最も多いインドが2568万本と前年より8%減少したが、2番手の韓国(1854万本)、ケニア(1675万本)が、それぞれ数量を23%、30%伸ばした。卸売会社は「韓国産は暗いところで光るマジックローズなどの認知度が高まりすそ野が広がっている。インドは日本より単価が高い欧州にシフトしている」とみる。
東京市場のスタンダードの価格は、輸入で55円と前年より6円高く、国産は3円高の77円。スプレイは輸入が4円高の50円で、国産が5円高の91円だった。
今年の1~5月1週までの輸入量は3172万本(同)と前年より27%減った。

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◆ 経産省は13日に節電計画を正式決定、小口需要家・一般家庭にも協力求める
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1105/13/news046.html

● 政府は5月13日、夏の電力不足への対応策を正式決定した。大口需要家、小口需要家、一般家庭に一律15%の節電を求める。
http://www.meti.go.jp/earthquake/electricity_supply/0325_electricity_supply.html

これまでは大口需要家(契約電力500キロワット以上)には25%、小口需要家(500キロワット未満)には20%、家庭には15~20%の節電を求める方針だったが、これを一律15%に緩和する。大口需要家に対しては、自主的な取り組みを尊重しつつ、電気事業法27条に基づく使用制限の発動を準備する。
計画停電はセーフティネットと位置づけ、原則として実施しない方針だが、需給がひっ迫しえ計画停電の恐れが高まった場合、「需給ひっ迫警報」を出して緊急の節電要請を行う。
家庭には「節電対策メニュー」を周知するなどして節電への協力を促す。また各種イベントの主催者に対し、「ピーク期間・時間帯を外すような日程上の配慮の可能性」の検討を要請する。ピーク期間・時間帯に開催するイベントには、規模に応じた節電や参加者への節電呼びかけを求めていく。
15%節電について、救急病院などは適用除外。このほか、上下水道などの生活インフラ、金融データセンターや鉄道、物流などの金融・産業基盤などは、0%・5%・10%などの緩和措置がとられる。

※この緩和される分野の中に、低温・冷蔵倉庫を持つ飲食料卸業や中央・地方卸売市場が含まれており、それぞれ5%の削減が求められている。火葬場については10%の削減目標。

※テナントビルに係る措置【省令】として、テナントビルのオーナーに対し、テナントの電気の使用状況の把握とテナントへの情報提供と電気の使用抑制に努めることを求める、としている。

※ 詳細PDF
http://www.meti.go.jp/earthquake/shiyoseigen/pdf/shiyouseigen110525-1.pdf

● 経産省が発表した「節電対策メニュー」などについての情報源
http://www.meti.go.jp/setsuden/index.html

● 小口需要家のための節電フォーマット PDFファイル
http://www.meti.go.jp/setsuden/20110513taisaku/04.pdf

● 「アフター4」午後4時からの新しい需要に注目 …ガーデニング、レッスン、時間帯セールなど
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20110529-OYT1T00352.htm
○ 夏の電力不足に備え、社員の就業時間を早める「社内サマータイム」を導入する企業が出てきた。始業と終業の時間を1時間程度早めることで夜間の電力消費を抑え、電力需要のピークを分散させる試み。取引先が通常時間の場合、残業を強いられたり、託児所にお願いする時間の前倒しなど、社会全体との「時差」が導入企業の社員に負担をもたらす恐れもあるが、「アフター4」は消費・外食産業などに新たなビジネスチャンスをもたらす期待もある。

● ゴーヤなどのつる性植物苗が好調に売れています

○ つる性植物苗好調 手軽な「節電」脚光 【日本農業新聞5月26日】
http://dl.dropbox.com/u/8221393/GWJ71-goya.htm

○ 初心者におすすめの「緑のカーテン」ベスト10【日経新聞プラス1】
・日経新聞プラスワンで、専門家、流通関係者に聞いた「つる植物ベスト10」を特集
1位:ゴーヤー、2位:アサガオ、3位:ヘチマ、4位:フウセンカズラ、5位:キュウリ、6位:ツルインゲン、7位:パッションフルーツ、8位:ヒョウタン、9位:ツルムラサキ、10位:ブドウ。
・ランキング上位は、遮光効果に加え、果実の収穫も楽しめる品種。
・緑のカーテンを作る際に注意すべき点: マンションの場合は、プランターの落下防止。つるが上の階まで伸びていかないように剪定を。排水溝が葉や土でつまったり、避難経路や避難ハッチが隠れないように日々掃除する。肥料や水の分量にも注意。
・成功の秘訣は、「植物をそのまま1本で育てずに葉が4、5枚出た段階で先端部を剪定し、枝の数を増やしてから成長させること」(金子明人さん)。5月末のスタートはやや遅めだが、これから準備を急げばまだ間に合うという。

○ 日比谷花壇の屋上庭園でつくるグリーンカーテン日記
http://sodateru.hibiyakadan.com/goya/

○ みのもんたさんの「朝ズバッ!」でパッションフルーツ(クダモノトケイソウ)を紹介

5月26日放送のTBS「みのもんたの朝ズバッ! ニュース 目のつけドコロ」で、緑のカーテンが紹介された。/【 夏の暑さ対策としてパッションフルーツでグリーンカーテンを作っている家庭を紹介。その他の植物で作るグリーンカーテンに比べても丈夫なうえに、実の収穫も楽しめるという。/コケが大規模緑化で注目を集めている。コケの実力について専門家は、「夏は外からの熱の侵入を軽減し、冬は熱が逃げるのを防ぐ」と語った。/コケによる緑化を行っているカフェやホテルを紹介。/コケによる屋上緑化を行っている病院では、「病院は電力を多く使用するが、こういったところから少しでも節電につながればいい」と担当者が語った。/スタジオでは、緑化のためのコケや、グリーンカーテンの為のパッションフルーツなどを紹介した。】

○ 節電にゴーヤのカーテン すかいらーく 【日経新聞5月26日夕刊】

・ すかいらーくは今夏の節電に向け、南や西向きの窓の面積が大きい店舗にゴーヤを植えて日光を遮ることを決めた。東京電力管内にあり、グループ全体の8%にあたる302店舗が対象。
・ 1万株の苗を月末から6月上旬にかけて窓際に植えこむ。来店客に見た目でも涼しさを演出する。
・ 苗は原発事故の風評被害で生産量が落ち込んでいる茨城県鉾田市の農業生産法人から調達。他の節電策もあわせて総額7億円を投資し、店舗での電力使用量をピーク時で15%、全時間帯の合計で20%減らす。
・ 5月内をめどに全店の照明に発光ダイオード(LED)電球を導入予定。店内の空調温度を25度から27度に引き上げる。厨房の冷蔵庫にカーテンをつけ温度上昇を防ぐ。外食店は電力使用に占める調理器具や冷房の比重が高く、照明の世受精だけでは節電効果が限られる。すかいらーくは遮光で店内の温度上昇を防げば、エアコンの効率を高められると判断した。

●「省エネ消費」は惜しまず【日経新聞5月26日】

○ 高まる環境意識・・・3月に終了したエコポイント。ためていたポイントを利用しLED電球を買うなど環境意識が高まる。企業や家庭に一律15%の節電が求められている。
○ 家電では4月以降、節電特需が起きている。エコ型のエアコンや扇風機が売れる。関東、東北だけでなく浜岡原発停止の影響で中部地区にも節電家電の特需がおきている。九州でも九電から節電が呼び掛けられ、環境意識の高まりとともに家電の買い替えが起きている。
○ 家電ばかりではなく、「節電関連」商品の提案がメーカー側からも相次ぎ、冷蔵庫の開閉時の冷気流出を減少させるシート「冷蔵庫カーテン」などが売れている。
○ 都心に比べて住宅地周辺にある郊外店が堅調に売り上げを伸ばす。買い物の時間が午前中などに前倒しされている。「消費者はできるだけ自宅近くで買い物を済ませようとしている」(イオン岡田元社長)

※ グリーンカーテンが売れている背景についても目をむけていきたい。一部の花屋さんでは、風鈴、蚊やり器、麻製寝具、かざぐるま、釣りシノブ、水連、金魚など、「涼を感じさせるもの」「涼感グッズ」に注目が集まっているという。【読売新聞5月30日など】

□ ゴーヤのカーテン 夏の節電に生かす 西方恵里子56主婦 横浜市【読売新聞5月24日気流】

近くの大型スーパーに出かけると、園芸コーナーで、ゴーヤやアサガオ、ヘチマの苗木が1鉢100円で売られているのが目に留まった。夏に向けて電力不足が心配されているからだろう。「節電対策になる緑のカーテンを作りませんか」と看板で呼びかけていた。私が住む地区では最近、家庭や職場などで「緑のカーテン」作りがはやっている。特に小中学校では、子供たちが1鉢ずつ育てている。
我が家も猛暑だった昨年から、ゴーヤなどを植え始め、つるが3メートル以上にもなった。今年は植えただけでなく、すだれも掛けたため、見るからに涼しい。これでエアコンの設定を2度は上げられそうだ。少し夏が待ち遠しくなった。

□ 昨年から緑のカーテン作り 山田雄太23会社員 埼玉県上里町 【産経新聞5月26日談話室】

どうしても夏場は冷房に依存し、電力消費量が跳ね上がってしまう。そこで私の家では朝顔の「緑のカーテン」を作って暑さをしのいでいる。
つる性の植物をネットにはわせて作る自然のカーテンなので、強い日差しをさえぎるのはもちろんのこと、根から吸収した水分を葉から蒸発させるときに、周囲の熱を奪うため、温度を下げる効果もある。
昨年から試し始めたが、例年の夏に比べて室内の温度が2、3度低くなったのに驚いた。涼しい風も入り、冷房をつける回数が減った。見た目にも「緑」目に優しくこころも和む。
しかも、いいことはキュウリやゴーヤーなどであれば収穫して食べる楽しみも加わる。ぜひ一度お試しあれ。

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◆ 2010年家計調査 景気低迷で節約志向反映 花きのデータ 【日本農業新聞5月26日】

景気低迷で節約志向 【お財布拝見 10年家計調査から】

2010年の1世帯(3.09人)当たりの切り花購入金額は1万111円で09年を25円下回った。ほぼ前年並みを保っているが、景気低迷やレジャーの多様化を背景に、2000年と比べると12%減った。特に、消費の中心を占める勤労者世帯の落ち込みが大きく、依然として、厳しい状態が続いている。
2人以上の勤労者世帯だけで見ると、1世帯当たりの支出金額は7174円で、前年より8%減った。昨年は、夏の猛暑などで生鮮野菜に支払った金額(6万1100円)は前年より3%増えた。
最近は、スーパーで食品と同時に切り花を購入するケースも多いことから、家計を預かる主婦の生活防衛意識が、切り花購入を控えるという消費行動に出たとみられる。
購入回数は1世帯当たり9.5回と前の年より0.1回減。勤労者世帯だけでみると6.8回と0.5回減った。
年代別(2人以上の世帯)でみると、60代の支出金額が最も多く、年間で1万4740円。次いで70歳以上が1万3669円で、ともに前年より3%増えた。
一方、50代以下は軒並み減少し、29歳以下は20%減と大幅に落ち込んだ。子育て世代の財布のひもが固くなっていることがうかがえる。高齢世帯は、先祖の墓参りなどが習慣化し、仏花購入が支出金額を下支えしている。この傾向は、2000年以降、ほぼ変わっていない。
県庁所在地と政令市を合わせた51か所で、最も切り花の購入金額が高かったのは福島市で、2万456円と前年より約5000円増えた。
「信仰心が高いことに加え、スーパーや直売所などが積極的に地元の花を販売していることが背景にある」(花き業界関係者)。他にも、上位に入った「仙台や和歌山、鹿児島の各市は以前から仏花の需要が多いと言われている」と日本フローラルマーケッティング協会は解説する。
一方、家庭菜園などで一時注目を集めた園芸品(鉢・苗物など)・園芸用品への支出金額は1世帯当たり9152円と前年より132円減少した。
○ 切り花、園芸品の2人以上の世帯当たりの支出金額推移と年代別切り花支出金額のグラフ
http://dl.dropbox.com/u/8221393/GWJ71-kaki01.jpg
○ 都市別切り花購入金額ランキング
http://dl.dropbox.com/u/8221393/GWJ71-kaki02.jpg

● 切り花購入金額トップの「福島をモデル」に  MPS松島社長
http://mpsjapan-blog.jugem.jp/?eid=1049
直売所の販売が伸びている。

GWJ——————【 ミニ・クリップ 】——————-GWJ

□ 中元商戦始まる 「買い物で」復興支援と会期短縮 割れる対応
http://www.asahi.com/national/update/0518/OSK201105180065.html
http://mainichi.jp/select/today/news/20110601k0000m020128000c.html
http://s.nikkei.com/iSHHdd

今年の6月は例年になく早い梅雨入りで消費者の動きが気になるが、百貨店などでは、5月下旬から中元商戦が始まっている。今年は、「頑張ろう日本」「買い物で復興支援」といったテーマで震災被災地などの商品を提案するところが多い。また、節電などで暑い夏となるため、エコなイメージの商品や元気に夏を乗り切ろうというコンセプトが目立つ。
その一方で、贈答品需要は伸びないとみて商戦の規模を縮小する動きもある。ただ、自宅向けの需要は比較的底堅いと見ていて、同時期に複数のセールを開催し、売上の穴埋めをしていこうという考えだという。

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□ 東日本以西 やや暑い夏 暑さに注意 3か月予報発表 【日本農業新聞5月26日等】

気象庁は25日、6月から8月までの3か月予報を発表した。気温は東日本以西で平年と比べてやや高くなるが、北日本は8月になると低温傾向になる見込み。東日本以西の暑さは昨夏ほどではない見通しだが、福島第一原発の事故を受けて節電意識が高まっているだけに、同庁は「梅雨明け後、熱中症の危険が高まる。異常天候早期警戒情報などを活用し、事前に対策を取ってほしい」(気候情報課)と注意を促している。
東日本以西で高温となるのは、太平洋赤道域の海面水温が平年と比べて高くなるため。6、7月は東日本以西でやや高く、8月は東・西日本で平年並み、沖縄・奄美でやや高い傾向。東日本以西の降水量は6、7月は平年並みだが、8月は東日本の日本海側でやや多く、東日本太平洋側と西日本以西では平年並み。天候は次の通り。
▽6月=北日本は数日の周期で変わり、平年に比べ晴れの日が多い。東・西日本と沖縄・奄美は平年と同様に曇りや雨の日が多い。
▽7月=北日本は数日の周期で変わる。東・西日本は平年と同様に前半は曇りや雨の日が多く、後半は晴れの日が多い。
▽8月=北日本と東日本日本海側は平年に比べ曇りや雨の日が多い(※寒気の影響を受けやすく気温はやや低め、降水量やや多め)。東日本太平洋側と西日本、沖縄・奄美は平年と同様に晴れの日が多い。
※ 気象庁は「熱中症対策には十分注意してほしい」と呼びかけている。
※平年値が今年5月18日から更新されています。 http://bit.ly/kMsY4Q
「2011年5月18日から平年値を1981-2010年の統計によるものに更新しました。」

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□ 節電の次には、「節水」が注目される。植物への水やりが目の敵にされないためには?

イギリスの有名なカリスマ・ガーデンデザイナー ベス・チャトーさんの奇跡の庭。荒地から楽園のような庭を作った彼女はある年の夏に、渇水が続き、国中で節水が呼び掛けられる中、ガーデナーだけが水を使っていていいのか?という疑問を持ちます。そこから、研究を重ねて、どんな渇水にも耐えられる庭を完成させていきます。さて、日本ではどうか?
新聞各紙では、節電の話題に加えて、「節水」についての話題も上がってきている。夏の植物への水やり、洗車などに水を自由に使うことはエゴなのではないか、というような生活者の意識が高まってきている。
○ 産経新聞5月23日 雨水ため庭の木や花に
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110523/trd11052307450002-n1.htm

「雨水利用で花への水やりをエコに変えられるアイデアはないか。」花屋さんがこのような質問をお客様から受けた時にどのようにアドバイスできるか。検索すると、雨水利用の装置はすでにいろいろとあり、アスファルトだらけの都市生活では家庭での雨水を貯水できれば、災害防止にもつながるという。

雨水のため方、使い方 基本的な考え方
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Icho/1543/usui.html
グループレインドロップスの本「やってみよう雨水利用―まちをうるおすみんなの工夫」
http://amzn.to/mSYULg
※さまざまな利用法を具体的にすすめるアイデアが出ている本

雨水タンクという装置がすでに実在している。
http://www.zouka.net/page/keikaku/05.html
エコショップ節水村の雨水タンク特集
http://www.nissei-web.co.jp/category/3.html
雨水のため方使い方
http://homepage1.nifty.com/shincoo/m111-1sairiyou-usui.html
雨水のため方、使い方 タニタの「バッコン」
http://blogs.yahoo.co.jp/econiwa/2486570.html
雨水のため方、使い方 雨水タンクを実際に使っている人のゴミ対策
http://suisou.sunahama.jp/cat103/index_1.html
大阪市では雨水タンクの補助金制度がある。雨水を大量に下水道に流しこまないように。
http://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000007420.html
藤沢市でも雨水タンク100リットル以上のものについて補助金制度がある。
http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/toshi/page100005.shtml
雨水のため方、使い方その9 福岡県のQ&A
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/c02/amamizuqanda.html
雨水の使い方10 小型タンクを連結して500リットルの貯水、トイレの常用を可能にした事例
http://kikanbou.client.jp/usui-tannku.html

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□ また今年も!「ポピー」と誤り、不正ケシ販売 コメリ全国19都県94店舗で販売 回収へ

・コメリ(PDFファイル)販売店などの情報
http://www.komeri.bit.or.jp/company/important/img/110527.pdf
・東京都福祉保健局
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kenkou/kenkou_anzen/stop/fuseihakama/index.html
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/hodo/pressyakumu110526/index.html

● 量販店で「ケシ」販売 【毎日新聞5月27日】
●「ポピー」と誤りケシ販売 コメリ94店舗 都、回収呼びかけ 【読売新聞5月28日】
・都によると、都民から18日に「ハカマオニゲシと思われる植物が民家の庭に生えている」という情報で発見。
・福島県南相馬市の園芸業者「大森プランツ」がドイツから種を入手、苗に育て今年2月からコメリに2744鉢を出荷、コメリは「オリエンタルポピー」の名称で、今月20日までに2349鉢を販売、残りの395鉢はコメリが管理している。コメリはコメリパワーなど19都県94店舗で、赤、白、ピンクの苗をミックスで販売したがハカマオニゲシは赤だけ。各自治体ではホームページに写真を掲載し回収を呼び掛けている。コメリは全国に店舗があるために、広域で回収が呼び掛けられる異例の事件となった。種はもちろん、苗の段階でもとても見分けにくいという。葉が茎を抱き込む形や花で見分ける。

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□ バラとガーデニングショウ 開催されました 今年のバラは香りがテーマ
http://www.bara21.jp/index.html

恒例のバラとガーデニングショウが今年も所沢のドーム球場で開催されました。以下、弊社朝山の視察の感想です。
来場者は予想よりよかったという出展者の話。今年は香りがテーマ。日本で活躍するフランス人フラワーデザイナー、ローラン・ボーニッシュさんのデモが人気だった。同時にバラの老舗種苗会社メイヤン社の社長アラン・メイヤンさんのトークショーが行われた。テーマは香りのバラを作るにあたって。GWJでも販売している、イヴ・ピアジェを沢山使ったデモに観客はため息。(イヴ・ピアジェは、メイヤンのバラ)新品種のガーデンローズ、ピエール・カルダンの話もしていた。
鉢物を沢山使ったモデルガーデンは、前回よりも充実しており、良い作品がたくさんあった。すべてにバラを使用しているのと、花鉢をふんだんに使っているのとで、華やかなガーデンになっているものが多く、見ていても、明るい気分になることができた。いつも、感動するのは、バラのボンサイ。
https://picasaweb.google.com/116116000298735622225/20110517?authkey=Gv1sRgCNbn7c_-2p79yQE&feat=directlink
大田花きの販売ブースでは、売れ行きがよく、用意したバラがすべて売り切れるなど、いつもと違う展開になっていた。大田花きと青山フラワーマーケットとのコラボブースでは、香り、とテーマにバラを飾っていた。

○ 岐阜大学 福井先生 バラの香りとバラ好きのプロファイリング
http://www1.gifu-u.ac.jp/~fukui/0713.html#110518
○ 京橋花き 藤井さんの有名ブログ「兄貴の花道」レポート
http://blog.goo.ne.jp/kyobashimasaru/e/49ffe8a37740cc76104ae87b994c099f

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□ ダニエル・オストさんの三井倶楽部インスタレーションおこなわれました
http://www.danielost.jp/event/index.html

5月24日~26日 ダニエル・オストさんのインスタレーションが東京の三井倶楽部で行われました。オスト氏はすでに日本に100回以上も来ておられるそうです。三井倶楽部は、明治のお雇い建築家でありいけばなをアメリカに紹介したジョサイア・コンドルが設計した洋館を持つ歴史的に重要な邸宅です。広大な庭園の緑と前庭のバラが最高の時期で外も中も美しく来場者を楽しませました。写真は禁止ということでした。
http://ameblo.jp/fani0912/entry-10904432891.html
http://blogs.yahoo.co.jp/copelmamon/12624829.html
http://purple.ap.teacup.com/rieko/1504.html
http://www.nunobana-ato.com/weblog/2011/05/25/6074.html
http://salonradiant.blog10.fc2.com/blog-entry-123.html
http://blog.livedoor.jp/favoriterose7/archives/1544547.html

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□ 父の日のひまわり、定番化 「ベストファーザー」賞への協賛やイベントで

ひまわりが、震災後の復興の象徴として注目を集め始めている一方で、「父の日にはひまわりを」というキャンペーンが、ここ数年、種苗会社と産地、花店が協力して地道に続けられ定着してきている。今年もベストファーザー賞(イエローリボン賞)の発表にタキイ種苗が協賛し会場が全国のひまわり産地からの花(「サンリッチひまわり」)で飾られる。

○ ベストファーザー賞(イエローリボン賞)http://www.fdc.gr.jp/index.html
今年の授賞式は、6月7日(火) 午後4時30分より東京のグランドプリンスホテル高輪で行われる。

サカタのタネでは、東京の「花弘」との共同企画で「ビンセント」ひまわりのフェアを開催する【花卉園芸新聞6月1日】。ビンセントフェアは、花弘の下北沢本店、丸の内仲通り、表参道の3店舗で実施。こちらは、父の日あけの6月20日から7月17日まで。葛西市場の卸、東京フラワーポートと仲卸フローレ21も協力。父の日で需要を息切れさせない取り組み。http://www.hanahiro.jp/c10.htm#fair

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□ 被災地支援 具体的に行動する大田市場花き部仲卸中央花卉のみなさん(東京)

○ 東京都中央卸売市場大田市場花き部仲卸 中央花卉のみなさん 第2回目のボランティア
http://blog.goo.ne.jp/chuokaki/e/10056a0126086f538c231353ed4cf3ab

○ 最初は中谷さんが一人で出かけた。4月15日(1か月め)
http://blog.goo.ne.jp/chuokaki/e/eaf5bed61de88a6cafde521eff656007

※十分に準備をし、具体的に行動することを勧めている。

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□ 『花の力 FOR JAPAN』夏のイベントに向けて全力 国際的なデザイナーや歌手も参加
http://blog.goo.ne.jp/koikeblog/e/647d4e1c20d12cffe241e96e90fcc03b

○ 花の力プロジェクトのミッション、会費の募集について
http://on.fb.me/mTkhYa

「花の力プロジェクト」について (HPより)

【 3月11日の震災以降、義援金を寄付するだけでなく、「なにか被災地のためにしたい」と思う方々がたくさんいました。ひとりひとりの力は小さいけれど、集まれば大きな力になる。花に携わる仕事をしている私たちにできることで被災地の皆さんに少しでも笑顔を取り戻してほしい、その思いから「花の力プロジェクト」は生まれました。
「花の力プロジェクト」は、基本的に個人がボランティアとして活動するグループです。長い道のりになりますが、東北の復興のために「花の力」を手に携えて活動していきます。
活動は同じ思いがあればどなたにもオープンです。活動のための資金を寄付する、現地での活動に参加する、会議に参加して知恵を出すなど、それぞれのできる範囲でご参加ください。】

花業界の有志による被災地支援「花の力プロジェクト」は、大きな夏のイベントを企画、準備が始まっている。このイベントは、7月16日(土)の『花の力 FOR JAPAN』。世田谷市場で開催予定。1000人を集め被災者に向けての支援に使われる募金を集める。
※ポスター http://lockerz.com/s/104246443
プロジェクトは、震災の被害地、被災者に「花の力」を手に支援の輪を広げる活動を行っている。当日は日本で活躍している海外のフラワーデザイナーが集い、チャリティーでデモを見せるいままでにない機会。現在多くのデザイナーに交渉中。「このイベントは来場者に楽しんでいただくことは勿論ですが、集う人たちが被災地や被災者に自分達にできることを共に考える、共に思いやる心が共有できればと考えています」。「集まった支援金は被災地の仮設住宅のプランター、花壇つくり、被災地の学校の花壇つくりなどに使う予定」「可能ならその仕事は現地のお花屋さんか園芸店に発注でき、被災地の花屋さんの仕事になればと考えています。」「個人がそれぞれのできることを無理をせず、復興復旧が終わるまで10年15年続けていきます。年会費は一口1000円、何口で自由です、お力をお貸しください。」

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□ 東日本大震災関連地域の花と緑による復旧・復興支援活動情報連絡会議

ようやく花業界全体で花を通じた支援のプラットフォームができるか。
http://mpsjapan-blog.jugem.jp/?eid=1050
5月25日に農水省、国土交通省を含め、花と緑に関わるさまざまな団体が集まり最初の会議が行われたようだ。バラバラに行われてきた活動が、一つのプラットフォームができることで見通しよくなるのか注目される。

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□ 被災地に笑顔咲かせよう 手作り絵葉書販売 神奈川の花農家ら  【日本農業新聞5月18日】
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=6706

○ 神奈川県内の花き生産者や花店などでつくる特定非営利活動法人(NPO法人)「はなかなぐみ」は、花の写真にメッセージを添えたポストカードを販売し、収益金で東日本大震災の被災者に花を贈る取り組みを始めた。16日から発送を始め、以降10日に1度の割合で発送を続ける方針だ。
○ 相模原市で花店「花蔵」を営む同法人の中川賢二理事長は「ポストカードの写真は季節ごとに変えて、10年くらい続けたい」と説明する。同法人は花の普及活動として、子どもたちに花に興味を持ってもらう「花育」や音楽とフラワーアレンジメントを組み合わせたイベントなどを行っている。4月には活動の幅を広げるため、任意団体からNPO法人になった。
○ ポストカードの写真には、メンバーの生産者が育てた花を使う。それに「上を向いて歩こう♪」「笑顔を咲かせていこう!! 応援するね。がんばろう日本!!」などのメッセージを添えている。ポストカードを購入した人がカードを出すことで、震災のことを忘れないで応援していこうというメッセージを広げていく狙いもある。原価は1枚15円、同法人は1枚50円で販売し、差額は花を贈る費用に充てる。ポストカードは、メンバーが店頭などで販売する他、レストランや雑貨店などにも売り込んでいる。メンバーが店頭などで50円に上乗せして販売した場合は、その分は支援金に回す。
○ 第1弾の花は、中川理事長がかつて東北で営んでいた花店の元従業員が被災し、全校児童の7割が亡くなった宮城県石巻市の大川小学校の保護者らが避難している同市の飯野川中学校へ送る。元従業員が花を受け取り飾り付けをする。
○ 平塚市のバラ農家で同法人の横田敬一副理事長は「今後は神奈川県内に避難してきた被災者を対象に、県内で開くイベントに無料招待することも考えている」と活動をさらに広げていく考えだ。
※はなかなぐみは、千葉県のバラ生産者伸和園芸、米田崇人氏の企画に協力し、2月の「フラワーバレンタイン」でも自衛隊横須賀駐屯地を訪問し、奥さんや恋人に花を贈ってもらおうと箱入りの赤バラやブーケを配布する独自の活動を行っている。【花卉園芸新聞5月15日】

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□ 「幸せを願う青い花」で義援金を寄付 「ムーンダスト」とクラシック社
http://www.classicjapan.co.jp/
輸入商社のクラシック社では、サントリーの遺伝子組み換え青カーネーション「ムーンダスト」の母の日納品(4月27日から5月6日)、販売額の一部を日本赤十字社を通じて寄付。
5月8日の母の日には、東日本大震災地区を中心とした老人ホーム200施設にムーンダストを寄贈。【花卉園芸新聞5月15日】

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□ 輸入切り花ますます重要 花輸出入協会が総会 【花卉園芸新聞5月15日】

日本花輸出入協会は、4月13日に第21期の総会を行った。冒頭、茅野会長は、2010年の輸入切り花は、22億6300万本で6.3%増。3大品目では、6億5700万本で16.5%増。輸入切り花は花き市場で、ますます重要な役割をもっているとあいさつされた。
総会のあとの勉強会では、佐分利農水省花き産業振興室長や小田急ランドフローラ坂本社長、同協会杉山副会長による講演、勉強会が行われた。

○ 佐分利室長は「フラワーバレンタインのような取り組みで成功体験を積み重ねることが重要。需要拡大の処方箋としては、花きの効用に関して調査をかけエピソードを伝えることやきっかけづくりと業界全体で取り組むこと」「輸入花の増加は、生産者以外は困らない。輸入は横綱でありどこでどう戦うか、どう国内生産者が生き残るかが農水省花き産業振興室の仕事。その方策は顔が見えることなのか、日持ち保証か、生販連携か、しっかり考えなければならない」パーティマムの取り組みはWIN-WINの関係で底上げにつながる、輸出にも協力を、と話した。
○ 杉山副会長「世界切花・葉もの輸入C&F2009(日本2010年)で日本では380~390億円、市場での金額を予測すると550億円。だいたい愛知県と同じではないか。」「輸入に関して、昨年の平均価格では採算が厳しい。震災直後は船での輸入の多いキク類は調整ができず値がつかなかった。輸入切り花はきびしい状況が続いている。」

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□ 鶴見花き 増田富洋新社長 就任

大阪鶴見花き地方卸売市場の株式会社鶴見花きでは、3月16日に取締役会が開かれ、笹井忠則社長が退任し、増田富洋取締役専務が代表取締役社長に就任した。
増田新社長は就任の抱負を次のように語った。「われわれ卸売会社には、農家・小売業・消費者の方々に対してという3つの社会的使命(ミッション)がある。花き業界の一員としての役割を果たしつつ、花き類の取り扱いを通じて『心に潤いとやすらぎを提供し、人と人をつなぐ社会活動』に努めたいと思います」【花卉園芸新聞5月15日】

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□ フロリード社 震災の義援金500万円を送る 【花卉園芸新聞5月15日】

上野生花地方卸売市場のフロリード株式会社は、第57期の決算をまとめ公表。震災で東北向け商品が行き場をなくしたことが大きく響いた。震災に関して、同社と役員から500万円を義援金として日本赤十字社に納付した。

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□ オランダでも花で日本を支援 「花でそっと後押し」 鈴木のり子さんの活動

オランダで日本の被災者のために草の根の活動が行われた。鈴木のり子さんと協力のアントン・スパガーレン社の活動に感謝。
http://blog.goo.ne.jp/tagamo-tamago/e/04075e49de6200a3c99478d2761cc04e

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□ オランダで新ユリプロモーション始まる。すぐれたビジュアルで販売を後押し

オランダ国際球根協会のニュースレター5月号によると、オランダでは、あたらしいユリのプロモーション「ユリの話を始めたら、終わりがない!」が始まっている。http://bit.ly/iyBeqf
新しいユリのプロモーションは昨年10月に立ち上げ。予算は、ユリの生産者と業者らが協力してファンドをつくって支出している。これは、切り花生産者の3/4は参加しているという確かなもので、育種会社、切り花生産者、オランダ王国球根生産者協会、オランダ王国球根組合センター、フローラホランド花市場、オランダ花き協会などが一致団結して、本格的なキャンペーンとなっている。
このキャンペーンはまずオランダをはじめ、イギリスやドイツ、フランスのフローリスト向けにターゲットがしぼられ、いかに消費者につなげるかというもの。そのため4つのテーマが作られた。また、一般的に消費者に沈着している 「香りがきつく、花粉で服にシミがつきやすい」などのユリのネガティブな一面を払拭する努力も行われており、例えば香りのない品種の紹介などをおこなっている。6月を「ユリの月」としてフローリストの店舗でキャンペーンを展開する試みもあり、一回のみならず毎年繰り返すことによって定着を狙うという。
○ ユリキャンペーンの英語版HP:http://www.lilypromotion.co.uk/

オリエンタルユリだけを並べた専門店の記事も面白い。日本でも異業種とのコラボレーションで、季節や品目を限定するこのようなお店が出てくる可能性は十分にある。

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□ 優れた花き生産者を表彰 花き技術・経営コンクール 受賞者発表 【花卉園芸新聞5月15日】
http://www.jfpc.or.jp/keiei20.html

第20回花の国づくり共励会「花き技術・経営コンクール」の受賞者が発表された。この賞は新技術の導入や、先進的な経営スタイルを確立した優れた花き生産者を顕彰するもの。主催は日本花き取引コード普及促進協議会(日本花普及センター内)。審査委員長は腰岡政二氏

○ 受賞者
農林水産大臣賞 有限会社横川花園(埼玉県深谷市、横川安次代表取締役)
農林水産省生産局長賞 河合修(岐阜県郡上市、河合園芸)
同賞 安田克徳・節子(福岡県宮若市、安田花卉)
同賞 山口正則・和代(長崎県大村市、農業生産法人フラワーウェイおおむら)
日本花普及センター会長賞 伊藤正規(愛知県)

横川花園は、チューリップの老舗産地。ユリ、チューリップを鉢物として商品化、新技術の導入や施設の有効利用により安定した生産体制を整備して成功を収めていることや地域の生産振興、後継者育成に活躍していること、過去3年間の出荷数量・経営収支ともに安定していることなどが高く評価された。
温風暖房や細霧冷房装置を備えた鉄骨ハウスの活用、開花調節のための冷蔵庫の導入などで周年出荷と良品生産を可能にし、従業員も常時雇用し、フォークリフトや自動化機器を導入して労働軽減も図っている。
地元の情報を有効利用しチューリップ鉢花をユリに次ぐ主力商品に育て上げ、ユリでは鉢の間に生体特製の違うギボウシを置くことでベンチの有効利用を図るとともに、新しい商品としている。ユリとチューリップではエコファーマーの認定を受けているほか、授産施設への商品提供やガーデニング教室を通じた花育活動も援助するなど、社会貢献も積極的に行っている。
河合氏はアルスとロメリアの鉢物・苗ものを栽培。安田夫妻はサカキ、シキミ、花モモなどの切り花花木類を生産。山口夫妻はカーネーション切花、伊藤氏は、シンビジウム、胡蝶蘭、ミルトニアといった洋らん鉢物を生産する。

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□ 日持ち保証販売実証実験2011年の活動始まる
http://mpsjapan-blog.jugem.jp/?eid=1040
http://mpsjapan-blog.jugem.jp/?eid=1042
http://mpsjapan-blog.jugem.jp/?eid=1052

国の予算を使う事業。今年もMPSジャパンが受託し、日持ち保証販売の実証実験が始まる。量販店や小売店が参加する。

※ MPSジャパンの日持ち保証販売のマニュアルなど
http://www.mps-jfma.net/himochi/index.html

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□ 植木・盆栽の輸出に関する勉強会が行われました 5月26日 全国花き輸出拡大協議会
http://www.jfpc.or.jp/export/jfec/activity/info/h23_spring/index.html

●5月26日に行われた「植木・盆栽類を安全に輸出するための正しい知識と対策」セミナーの報告。

全国花き輸出拡大協議会では、5月26日に、植木・盆栽類の欧州やアジアなどでの需要に対して、供給側が注意するべき防疫などの問題を解決すべくセミナーが行われた。早急に対応すべき緊急の課題となっている線虫対策問題について、千葉県農林総合研究センター 花植木研究室室長 柴田忠裕氏を招き、2009年から実施されている「農林水産省実用技術開発事業」の最新の研究結果である、線虫防除技術、生産技術、輸送技術、現地実証試験等についての講演などが行われた。また、農水省からは輸出に関しての風評対策の現状などについてのお話もあった。フロリアードへの取り組みについても話が出たという。
http://mpsjapan-blog.jugem.jp/?eid=1051

● 震災・原発事故以降の輸出の取り組み ブルームジャパンネットワークの奮闘の記録

日本の花を海外でブランド化して輸出を進めていこう、という平成23年度の新しい取り組みが始まる。中小企業庁のJAPANブランド支援事業の実施者に愛知豊明花き流通協同組合、一般社団法人安代りんどう開発の両団体が採択された。事業統括プロデューサーとして、ブルームジャパンネットワークが支援。
http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/chiiki/japan_brand/2011/110527Kekka.htm
http://www.chusho.meti.go.jp/shogyo/chiiki/japan_brand/2011/download/110527K-2.pdf

闘い続ける気持ち
http://blog.bloom-japan.jp/?eid=120
香港への鉢物輸出への期待
http://blog.bloom-japan.jp/?eid=122

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□ 生活者のライフスタイルと消費傾向の変化 「もっと」から「ちゃんと」へ(09年博報堂)
http://www.hakuhodo.co.jp/pdf/2009/20091204.pdf

5月15日、日経マガジン(日経新聞の日曜折込小冊子)パノラマ消費考現学にあった記事【「2つの正義」と震災後の消費】という記事。渋谷のスクランブル交差点が節電で巨大スクリーンが消え異質な空間になっているという書き出し。震災後は暗い街のなかで、みんなで協力しようという空気が自然に生まれている。今後どのように消費が変化するかは複合的な要素で予測は難しい。しかし、確実に浮上するのは「正義や倫理」というものさしだろう。博報堂は1年余り前に「『もっと』から『ちゃんと』へ」という予測を発表している。モノを買うときに、本当に必要か、社会性に配慮しているかを意識し、所有より共有を楽しむ生活の台頭を予測したが震災後はこの流れが加速する。一方では、自粛や自粛をまわりが要請するといった経済には悪影響も出ている。9.11後のアメリカでは、家族やコミュニティを大事にし、倫理的な(エシカル)消費を心がける流れが生まれた。それと並行し宗教的、民族的な排外主義や愛国主義も過熱したのだ。
「誰かを助け応援する正義、誰かを非難し、抑圧する正義。この二つの正義の綱引きの間で消費も生活もしばらく揺れ動くことになりそうだ。人々を元気づけ心を豊かにする正義はどちらだ?」というまとめ。

※リーマンショック後の生活者の価値観の変化 「フリー」「シェア」「評価価値社会」など、パラダイムシフトは震災後はより一層顕著に

1.もっと「嗜好」 ⇒ ちゃんと「未来の土台」交換
2.もっと「贅沢」 ⇒ ちゃんと「身の丈快適」改新
3.もっと「所有」 ⇒ ちゃんと「共有・清算」合理化
4.もっと「便利」 online casino ⇒ ちゃんと「労の達成感」再得
5.もっと「新規」 ⇒ ちゃんと「感動史」総括
6.もっと「上昇」 ⇒ ちゃんと「足元歴」構築

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□「親孝行ブーム」が来ています  親が死ぬまでにしたい55のこと

親孝行がブームになってきている。震災後はこの動きが加速している。母の日の販売が好調だったのも、一つの流れの延長線上にあった。今、日本は団塊世代の高齢化が進んでいて、「親孝行」について考える30代から50代の人口も含めるとたいへん大きな層になって消費を動かしていると見ることもできる。親孝行は親がいるうちにしかできない。「今、やるべきこと」なのだということを多くの人が感じている。
「親孝行」を堅苦しく考えるのではなくできることを実行していこうとすすめる本が「親が死ぬまでにしたい55のこと」という本。具体的に誰でもできることが書かれていて、このなかのどれでも一つやってみるといいのではないか。【親に聞いておきたいこと】【親と一緒にしておきたいこと】【あなた自身がしておきたいこと】
【親のためにしてあげたい親孝行】【全国から寄せられた中から特に多かった3つ】・・・親に花を贈る、というものも含まれている。
http://makotoecocoro.blog57.fc2.com/blog-entry-541.html

そろそろオヤノコト世代
http://www.oyanokoto-net.co.jp/
親孝行のヒント
http://www.oya-55.com/
「親が死ぬまでにしたい55のこと」親孝行実行委員会/編
http://amzn.to/kzASj3
「親を長生きさせる31のこと 」アース・スターブックス刊 米山公啓 著
http://amzn.to/iuTGTn
「親孝行プレイ」みうらじゅん著 ※流行語になった
http://amzn.to/iCgiEH

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□ 社員の緑化活動・エコ朝礼で意識が変わる パソナ社の事例
http://president.jp.reuters.com/article/2011/02/05/6CE21D48-2774-11E0-AC27-67E03E99CD51.php
○ 人材派遣サービスの大手「パソナグループ」は2006年から、毎週木曜日に「エコ朝礼」を実施している。全国に260ある拠点のうち、東京、名古屋、大阪、福岡の4拠点では、木曜日に社員が持ち回りで、環境問題や自然との共生をテーマにした1分間スピーチをすることになっている。
○ エコ朝礼の目的は社員のエコに対する意識を高めるため。だが、大手町にある同社の本部社屋を見れば、既に社員は地球環境、自然について、高い意識を持っていると感じられる。呉服橋交差点のビルを見ると、外壁はバラなどの植物に覆われ、緑のカーペットにくるまれたようになっている。玄関の両サイドには大きな実をつけた夏みかんの木があり、1階ロビーには「津軽ろまん」の水田が広がる。フロアの随所に野菜や植物が生い茂り、オフィスというよりも植物園のような環境だ。
○ 広報の梅原あい子さんはこう説明する。「枯れ葉が落ちるので、朝礼の前に必ずビルの周辺をみんなで掃除しています。社内の植物にも当番で水やりをしています。それらの活動を通じて、各社員が自然にエコについて考えるようになります。植物の成長はうれしいものですし、社員同士の会話も増えました。会社に来るのが前より楽しくなったという社員も多いですよ」
○ 本部ビルのなかで収穫したサラダ菜、大根、インゲンといった野菜は社内食堂のおかずになる。梅原さんの言うように、本部のオフィスにいれば、仕事のときも社員食堂でも、ついつい自然との共生を意識してしまう。
○ 同社本部ビルの1階と2階は一般にも開放している。月曜から土曜の9:00~17:00は誰でも見学することができる。夏休みなどは子どもを連れた家族連れが水田やバラが咲き誇る外壁を見て、驚嘆の声をあげているという。
○ パソナグループの創業は1976年(当時はテンポラリーセンター)。長らくベンチャー企業の旗手とされてきたが、社歴は34年になる。ベンチャーというより、人材サービス業としては立派な老舗企業なのだ。現在、グループの従業員数は4800名にのぼる。
○ 同社では2006年から毎週木曜日を「エコ曜日」に設定し、社員が環境問題や自然に関するスピーチをする「エコ朝礼」を実施している。
○ ある日、本部ビルで行われたエコ朝礼は次のようなものだった。8:50になると、社員はフロアの1カ所に集合し、「パソナグループの綱領」と「社員の信条」を唱和する。次がエコ・スピーチである。その日の当番は社会貢献室のマネージャー、山本哲史氏だった。
「みなさん、紅葉の季節です。日本の紅葉が世界でいちばん美しいということをご存じでしたか。日本には26種もの広葉樹があり、色彩のバリエーションが豊かだからです。実は、26種というのは大陸の2倍です。大陸の広葉樹は氷河期に多くが滅びましたが、日本は暖流の影響等で、寒さに弱い広葉樹が生き残ることができたと考えられます……」短いが内容のあるスピーチだ。山本さんに声をかけてみると「いやいや、NHKスペシャルで見たままを話しただけです」とのこと。
○ エコ朝礼でエコ・スピーチをするには、日ごろから環境問題やリサイクルについて、アンテナを張っていなくてはならない。エコに関するスピーチは社員の意識を高めているようだ。
○ 現在、多くの企業が環境問題やCO 2削減についての啓蒙活動を行っている。大抵は講演会を催したり、環境問題の担当者が声を枯らして「みなさんも協力してください」と叫ぶだけだ。パソナグループのように、朝礼の場を利用し、自然なやり方で社員に環境問題を感じさせているところは稀だと思う。

※オフィス内の植物の管理は各部署に任されており、新人から役員まで、当番が交代で世話をする

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□ 「ペットと花」「ガーデン体験と食事」土地活用、異業種のグリーン体験型施設が増えている。

●千葉県茂原市で「虹の花」ジャーマンアイリスが見頃に、バラは6月下旬【毎日新聞5月20日】
http://mainichi.jp/select/biz/bizbuz/news/20110520dog00m020020000c.html

千葉県茂原市のテーマパーク「レイクウッズガーデン ひめはるの里」で、「虹の花」とも呼ばれているジャーマンアイリスが見頃を迎えている。
同園は、ニチイグリーンファーム(東京都千代田区)が、茂原市営植物園を「人と自然との調和の中で、多くの人に感動と癒やしを」をコンセプトに、4月リニューアルした。50頭のオーストラリアン・ラブラドゥードルとふれあえる国内唯一の施設「セラピーガーデン」のほか、品種改良の歴史を追いながら約400種類のバラが楽しめる「ローリスガーデン」や、ジャーマンアイリスなど約160種の花を鑑賞できる「レインボーガーデン」を設置。また、ドッグランスペースや犬と一緒に食事ができるレストラン、セルフシャンプースペースなど、愛犬家が楽しめるサービスも提供している。
「レインボーガーデン」の主役、ジャーマンアイリスは5月下旬が最盛期。153品種・約1800株が一斉に花開き、米国アイリス協会の最高位賞を受賞した名花から、世界のトップブリーダーによる希少性の高い最新品種まで鑑賞できる。
「ローリスガーデン」では、ハイブリッドティーローズの第1品種「ラ フランス」や、黒バラ最高峰の名花とされる「シャルル マルラン」をはじめ、希少価値の高い品種が、生み出された順にレイアウトされており、約900株が5月末から6月下旬にかけて最盛期を迎える。
また、パーク内「ひめはる売店」では、ジャーマンアイリスとバラの鉢植え販売会を開催。約170種類のジャーマンアイリス約2300鉢と約70種類のバラ約280鉢を特別価格で販売。6月4、5の両日には、「ローリスガーデン」を監修した「村田ばら園」の村田晴夫さんが四季咲きバラの魅力と栽培方法をテーマに講演会を開く。
レイクウッズガーデン ひめはるの里 http://www.lwgarden.jp/
ニチイグリーンファーム http://www.nichii-gf.com/
○ 人と触れ合うための特別な犬 ラブラドゥードル http://www.labradoodleparadise.com/
○ 出かけた人の声:ペットとバラとジャーマンアイリスのガーデン
http://oogaki-keiji.seesaa.net/article/201252986.html

● 郊外リゾート型レストランのガーデン体験プロジェクト(千葉県八千代市)【花卉園芸新聞6月1日】
http://www.gpi-group.co.jp/kaigaratei/

千葉県八千代市のレストラン貝殻亭は、隣接する敷地にガーデンを設置し、お客様との体験プロジェクトを数多く用意している。種まきや植え付けといった体験から育てる、花が咲く、といった経過を楽しみながら顧客と長くお付き合いしていく土壌を作り出している。「なにわいばら」というひとつのバラがシンボルになる。食事だけではない活動を盛り込み、街に開かれた活動でコミュニケーションを深めている。
・「感動プロジェクト」
http://www.gpi-group.co.jp/kaigaratei/

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□ オアシス  福森真知 41歳主婦 【産経新聞5月10日投書欄きのうきょう】

数年前から「ベランダ菜園」に目覚めた主人。当初は遠慮がちにプランターを一つ、二つ置いていたが、だんだんその数は増えていく。ある日、「近くの貸し農園を借りよう」と主人が言い出した。「水やりや草刈りはどうするの?」と私は反対したが、いつの間にか息子を自分の味方につけ、強行突破した。
いよいよ畑開きの日。園芸に詳しい義母や義姉にも助っ人を頼み、野菜苗を買いに行った。お昼ご飯を作って待っていると、「ただいま。頑張ってきたで」と主人と息子が得意満面で帰宅してきた。そして、半日の奮闘ぶりを熱く語ってくれた。私は夢がいっぱい詰まったその畑を「オアシス」と名付けた。朝起きると、主人は「こんな天気のいい日はオアシスに行きたいなあ」と言う。夕食時には「このサラダのレタス、キュウリ、トマト、みんなオアシスで作れるなあ」と息子も言う。夏野菜の収穫を思い描きながら、今日もせっせと水やりに出かける私である。(京都府木津川市)

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□ 書籍:楽しく育てるベランダ菜園「ここまでできる!ベランダ菜園」【読売新聞5月24日】

【 マンションのベランダなど、小さなスペースで野菜を育てる方法を紹介した「ここまでできる!ベランダでコンテナ菜園」(家の光協会)が出版された。この本は、読売新聞東京本社管内の読者を対象に毎月1回、無料配布している生活情報誌「リエール」に掲載された連載を中心にまとめたもの。連載は「楽しみながら野菜を作ろう」というタイトルで2009年5月から始まり、長年品種育成に携わってきたサカタのタネ(横浜市)広報宣伝課長の淡野一郎さんが執筆した。
淡野さんの自宅ベランダ(幅3.6メートル、奥行き0.9メートル)で実際に育てた75種類の野菜の栽培方法を紹介しており、淡野さん自身が撮影した写真とともにわかりやすく解説している。「サトイモは植え付け前に芽を出させると多くの収穫を期待できる」「レタスやミズナなどのベビーリーフ類は空のペットボトルで栽培できる」など、ベランダ菜園初心者にとっても役立つアイデアが満載。野菜の種類ごとに推奨される鉢やプランターのサイズ、肥料の量などのデータ類も充実している。】

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□ 【 花関連書籍案内 】大田花きの宍戸さん、カトリーヌ・ミュラー、勅使河原茜家元・・・

● 北海道の素晴らしい10人のフローリストを紹介 「フローリストノート」HS/エイチエス社
http://amzn.to/j80X6T 生産者や流通(ブランディアさん)なども含めてすばらしい写真で構成。

● 大田花き宍戸純さん 「アレンジ花図鑑 花屋さんの花材がすべてわかる」世界文化社
http://amzn.to/kHwH2Y 市場で手に入る花材を集めて宍戸さんらしいセレクトと解説がさえる。

○ リチャード・W・ブラウン 「ターシャが愛した花の名前」 メディア・ファクトリー
http://amzn.to/jB7Dat 園芸家のカリスマ、ターシャ・テューダーさんの愛した花、欲しくなる。

● 勅使河原茜 草月流家元「いけばな 出会いと心をかたちにする」新書 (角川oneテーマ21)
http://amzn.to/k7dVS8 花の家元の家族として生まれ成長してきた心の過程をありのままに語る。花と向き合い、自分を見つめてきた十年。「花はいけたら人になる」草月流初代蒼風さんの花伝書をベースにいけばなが大事にする本質をやさしく説く。草月流三代の家族物語としてもとても暖かい内容の本。

○ カトリーヌ・ミュレー 「カトリーヌ・ミュレーのバラ生活―花と生きる、花と暮らす」主婦と生活社 http://amzn.to/km0wqg NHKの番組で有名になったフランスのデザイナーの日常を描く
※ http://video.journaldesfemmes.com/152806/un-bouquet-d-ete-rafraichissant/
※ http://www.catherine-muller.fr/

○ 千宗屋 「もしも利休があなたを招いたら 茶の湯に学ぶ”逆説”のもてなし」新書(角川oneテーマ21)
http://amzn.to/kOHiZM いけばなは生けるというが、茶では「入れる」という。自己表現ではなく、花は花のままに「入れる」。

○ みうらじゅん 「マイ仏教」(新潮新書)
http://amzn.to/l4yRIz 数々のマイブームをまきおこしてきた著者が自身の仏教への気持ちをていねいに語る。こてこての宗教ではなく、誰のものでもない自分がかっこいいと思う「マイ仏教」、震災後のライフスタイルを考える楽しい一冊。

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□ 父の日、母の日一緒に祝う 広山弘子59パート【読売新聞投書欄気流5月24日】

来月19日は父の日だ。父には申し訳ないが、母の日と比べて、つい忘れがちだ。父は90歳、母は86歳で、二人で長野県安曇野市に住んでいる。父の日も忘れないように思い、昨年から母の日に父への贈り物も一緒にすることにした。
今年は、和菓子セットをデパートで買い求めた。のしを付けてもらい、卒寿祝いの父上様、母上様と筆で書いて贈った。
また、次男は安曇野市に車で出掛け、二人に直接、5000円ずつ手渡ししたそうだ。今までお年玉をもらう側だったが、これからは自分があげる番と考えたようだ。老いた両親が健在なことを感謝しながら、形にとらわれずに家族みんなで孝行していきたいと思う。(東京都日野市)

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□ 生きていることに感謝を 田中菜々美 14歳中学生 【産経新聞5月30日談話室】

先日、家族でお墓参りしました。いつもなら墓石に水をかけ、線香をたいてお米を供え、合掌して終わりです。
でも今回は墓石の裏に刻まれた戒名が目に留まり「享年二十六歳」と刻まれていることに気がつきました。
祖母に「この人はそんなに若くて亡くなったの」と聞くと「その人は目が不自由でね、誤って井戸に落ちて亡くなったんだよ」というのです。私はショックで言葉を失いました。
顔も知らない遠い親戚ですが「どれほど生きたかっただろう。悔しかっただろう」と思うと涙があふれ「生きていることに感謝しなければいけない」と思いました。
そして「縁ある人への恩返しは精いっぱい生きることなんだ」と、お墓参りもこれまで以上に真剣にしようと思いました。(東京都立川市)

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□ ヒマワリと菜の花を咲かそう 佐藤祐子64歳主婦 【毎日新聞5月28日みんなの広場】

福島第一原発の30キロ圏外でも高濃度汚染されてしまった福島県飯舘村や川俣町で集団避難が行われている。農業を営む方々が多く、同じような農村に住む私としては心が痛む。
以前、飯舘村の菅野典雄村長が放射性物質除去のためにヒマワリや菜の花のタネを求めているというニュースを見た。田畑は数年耕作しないと農地としての復旧は困難になる。ヒマワリ、菜の花に除去効果があるなら、耕作維持のためにも、ぜひ取り組む価値がある思う。バイオマス・エネルギー源としての可能性も考えられる。
大量のタネを確保する必要があるが、日本中の家庭、地域、学校、職場の庭で今年からヒマワリや菜の花を咲かせ、種を採って福島へ送るのはどうだろうか。自治体やJAなどに運営の労を取ってもらえれば、来春から福島で栽培できるのではないか。
大震災・原発事故からの復興のシンボルとしても、全国でヒマワリ、菜の花が咲くことを期待したい。(千葉県流山市)

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□ 中沢新一氏 日本の大転換を語る 【雑誌すばる2011年6月号】
http://dl.dropbox.com/u/8221393/nakazawa-subaru06.htm

雑誌「すばる」で、中沢新一氏(宗教学者、哲学者、評論家、文化人類学者)が、津波と原発、一神教と資本主義、日本文明の危機とこれからの大転換について書いている。後半は6月6日発売の7月号で。

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□ 【訃報】笠原貞夫 NFD元理事長 死去 日本のフラワーデザインの確立に尽力

日本フラワーデザイナー協会の元理事長 笠原貞夫氏が5月10日死去された。【花卉園芸新聞6月1日】
昭和30年代にブームが起き、当時のアメリカナイズされすぎたFDからの脱却と日本のデザイン確立のために日本フラワーデザイナー協会の設立発起人として内山錦吾氏(故人)とともに中心的役割を果たした。昭和42年に同協会設立後専務理事に就任、平成7-12年理事長と要職を歴任された。千葉大園芸学部卒、国際フローリスト社を経て平成13年からは自宅のある千葉県流山市の自宅でFD教室を開かれていた。こころからご冥福をお祈り申し上げます。

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□ プランツパートナー葛西店5月末で閉店 (東京・葛西市場仲卸)
http://www.plantspartner.co.jp/index.php/-mainmenu-2/16-2009-06-15-04-50-06/1237-2011-05-19-03-25-02.html

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■ 編集後記
○ マミフラワー展に行きました。もう50年になるそうです。戦後のフラワーデザイン史も半世紀を超え、今では誰もが気軽に花に触れ合い、楽しむことができます。自分を表現するアーティストたちの仕事も素晴らしい。そしてまた、ガーデニング、いけばな、フラワーデザイン、それぞれが思い思いの方法で花と関わり暮らしの中に生かしていける。人々が何か、たいせつなことに気がつき始めている。そんな気がします。あらためて今、また花は人々に強く求められているような気がします。
○ 取って置きの情報・感想メールをお待ちしています。< greenwingsjapan@gmail.com >
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