ニューズレターNO.0077

■■■■■■■ グリーンウイングスジャパン・ニューズレター ■■■■■■■

———————————– 2011.09.01号【No.0077】第35~37週目

発行元 株式会社グリーンウイングスジャパン < http://www.greenwings.jp/ >

GWJ————————【 9月上旬 】———————–GWJ
8月24日(水)、25日(木)第15回全国生鮮流通フォーラム~生鮮流通と危機管理
8月25日(木)~27日(土)JAPAN DIY HOMECENTER SHOW2011(千葉・幕張メッセ)
8月27日(土)第21回大田花き薔薇会議 (大田市場)
8月29日(月)「八朔」旧暦の8月1日(ついたち)
9月1日(木)二百十日・防災の日・関東大震災記念日
9月6日(火)~9日(金)ギフトショー(東京)
9月8日(木)白露
9月9日(金)「重陽」 救急の日
9月9日(金)~13日(火)メゾンエオブジェ(パリ)http://www.maison-objet.com/
テーマは「SINGULARITÉ」均一化、グローバル化した世界にユニークさを求める
9月11日(日)二百二十日
9月12日(月)中秋の名月(十五夜)旧暦8月15日
9月14日(水)コスモスの日
9月15日(木)老人の日・老人週間(~21日)
9月19日(月)敬老の日(9月の第3月曜日)
9月20日(火)彼岸入り 社日(秋)
9月23日(金)秋分
9月26日(月)彼岸明け
9月27日(火)~29日(木)ガーデントライアルIN八ヶ岳2011
10月21日(金)~30日(日)丸の内仲通りガーデニングショー2011(東京)

【9月のモチベーション・テーマ】http://www.nnh.to/09/weekmove.html

○ 秋、台風シーズン、重陽の節供、敬老の日、お彼岸、お月見、秋のガーデニング、ドライ球根の販売、コスモス、かぼちゃ、ハロウィーン立ち上がり。

●【二十四節気と雑節など】 http://www.nobi.or.jp/calendar/24.html

○ 八朔 :八朔とは旧暦(月暦)で、八月朔日(一日)のことで、この頃、早稲の実ることから「田の実の節句」と呼ばれ、かつては重要な雑節でした。特に家康が江戸入場を果たしたのが天正八年八月一日(1590.8.30)であったことから江戸幕府ではこの八朔は重要な祝日でした。
また、田の実を「頼み」にかけて、京都祇園の花街では、芸妓や舞妓たちが芸事で世話になっている師匠にあいさつ回りをする伝統があり、現在でも月遅れとなる西暦の9月1日に八朔祭りが催されています。越中おはら節、風の盆の行事もこの八朔を起源としています。他にも都留市の出生神社の八朔祭りなど各地にこの八朔の伝統行事が残っていますが、そのほとんどは、月遅れの9月1日を中心とした日取りに変えられています。 因みに柑橘類のハッサクもこの八朔のころが旬であることから名付けられたそうです。
http://www.ganshodo.co.jp/mag/moon/files/m_c004.html
○ 白露(太陽黄経165度) 9月8日 二十四節気の一つで、大気が冷えて来て、露が出来始める頃。
● 重陽の節句 9月9日 菊の節句。中国の陰陽五行思想では奇数のことを陽数といい、特に九月九日は九という陽数が重なる(重陽)めでたい日として重んじた。この日には主に長寿を願う祓い事が催され、菊の花が邪気を払い長寿に効くと信じられていたので、菊の花びらを浮かべた菊酒を飲んだ。明治以降は急速にすたれ、現在では菊の品評会を開く程度になった。
○ 二百十日:立春から数えて210日目。八朔、二百二十日とともに台風などの自然災害が多くなる時期を示す。農家の三大厄日。
○ 中秋の名月(十五夜)9月12日 中秋の名月(十五夜) 旧暦の8月15日の満月のこと。中国では「中秋節」。満月を楽しむ宴などを開いた。ススキを飾り、月見団子や里芋、枝豆や栗などを供える。子どもたちがこっそりと食べてもよい「団子盗み」「団子どろぼう」などの風習がある地域もある。
○ 秋分(太陽黄経180度) 9月23日 (Autumnal Equinox) 二十四節気の一つで、春分と同様に、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日。
○ コスモスの日 9月14日 http://hukumusume.com/366/kinenbi/pc/09gatu/9_14.htm
2月14日のバレンタインデーから半年が過ぎて、愛を確かめる日だと言われている・・・。

●【六輝(六曜)カレンダー】http://zexy.net/man/rokki/cal/2011/
大安の土曜、日曜日等 9月19日(月=敬老の日)、25日(日)

● 花きをとりまく情勢に関する基礎資料
http://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/f_kentou/pdf/sanko.pdf

GWJ———————【 ニュースIndex 】———————–GWJ

◆ フロリアード2012に向けて、日本政府の出展概要が決まる
◆ フラワーバレンタイン2012の準備進む IFEXでの発表にむけて
◆ ニチレイの花事業買収、ジャパン・フラワー社【日本経済新聞8月12日】
◆ 佐分利応貴農水省花き振興室長 任期途中で異動に 感謝と惜しむ声やまず

GWJ——————【 ミニ・クリップIndex 】——————-GWJ

□ 計70社以上が参加するフラワートライアルジャパン2011秋 9月に開催
□ 「お月見どろぼう」で季節の行事を楽しんじゃおう 【関西花消費拡大委員会】
□ これから15年後の花き流通を見渡す大局観 「市場流通2025年ビジョン」
□ 東北の花と特産品セットに 日比谷花壇が復興応援商品 【日本経済新聞8月12日】
□ 生販交流・協働をどう進めるか 「産地と消費地を結ぶ」昭和花き研究会 菅家会長
□ 10月に「花き研究戦略会議」開催 つくばの花き研究所
□ アメリカや欧州の経済力低下の影響 競争力を増す輸入花
□ コロンビアの切り花輸出、リーマン・ショック後、ようやく再度の増加に転じる
□ 国産の花がこれからも生き残るために何をなせばいいか 宇田先生のコラム続く
□ 第21回大田花き薔薇会議が27日に行われました
□ 羽田に国際展示場 大田区が20年めどに 【日本経済新聞8月23日】
□ 京都では、「宇治茶」の世界遺産登録をめざす
□ 「誕生日の祝い方」をもう一度見直す オランダの「トイレカレンダー」という知恵
□ シーン別で見やすい ギフトアレンジメントの見本帖 誠文堂新光社から
□ スマホ時代の植物育成アプリ「つい盆栽」 盆栽の街、さいたま市オフィシャル
□ アウディの都内最大のショールームオープンに合わせてニコライ・バーグマンの商品好評
□ クリスチャン・トルチュ日本店は、ライセンス契約を更新せず事業終了
□ 東京駅 京葉ストリートの花屋さん「PETAL BY REN」も撤退
□ 腐葉土問題 許容値設定後も混乱続く 秋のガーデニングシーズンに備えて
□ 【新聞の投書欄から】
● カボチャ 竹野勇次64 警備員 東京都調布市
● 亡き兄の贈り物? 郷家昌子58 主婦 福島県いわき市
● 供え物残さず食べ有意義な墓参りに 関田貴与67主婦 東京都江東区

GWJ————————【 ニュース 】————————–GWJ

◆ フロリアード2012に向けて、日本政府の出展概要が決まる

農林水産省は、来年、オランダで開催される「2012年フェンロー国際園芸博覧会」に、花き産業関係団体をはじめとする園芸関係者や関係省庁と連携し、政府出展を行う。この度、この出展の方向性を定めた「2012年フェンロー国際園芸博覧会政府出展屋内展示基本方針」をとりまとめ18日付けで発表した。
http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/kaki/110819.html

● 出展の基本的考え方 (展示だけでなく商談につながるような方向性が出ている)

1. 花き等園芸産業の振興…  世界最高レベルの新品種育種力や栽培技術の紹介、商談日(コマーシャル・コンタクトデイ)の設定等による内外需の拡大等花き等園芸産業の振興
2. 日本園芸のファンや理解者づくり…  生け花や盆栽など自然と調和する日本の伝統的な園芸文化の紹介、東日本大震災への支援に対する感謝や日本産花き等園芸品の安全性と素晴らしさをアピールすることによる日本園芸のファンや理解者づくり
3. 業界の活性化と将来を担う人材の育成…  園芸業界関係者の連携促進、今後の園芸産業を担う人材の育成

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◆ フラワーバレンタイン2012の準備進む IFEXでの発表にむけて
http://mpsjapan-blog.jugem.jp/?eid=1147

8月29日、今年度の「フラワーバレンタイン」に向けて、第一回目の推進委員会が32名の参加で開催された。キャッチコピーは「新しいバレンタイン始まっています!~男性から女性に花を贈る2月14日」。このほか、コミュニケーションプランやIFEX2011での活動などが話し合われた。
この会議までにワーキングチームで4回の検討会が行われている。みなさん、ボランティア精神で。

○ 4月12日 フラワーバレンタインプロジェクト 初年度成果報告会
http://mpsjapan-blog.jugem.jp/?eid=1005
○ 7月8日 FVワーキングチーム第一回検討会 http://mpsjapan-blog.jugem.jp/?eid=1095
○ 7月13日 第二回検討会  総会・決算報告などのあと
http://mpsjapan-blog.jugem.jp/?eid=1100
○ 8月10日 第三回検討会 http://mpsjapan-blog.jugem.jp/?eid=1128
○ 8月24日 第四回検討会 http://mpsjapan-blog.jugem.jp/?eid=1142

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◆ ニチレイの花事業買収、ジャパン・フラワー社【日本経済新聞8月12日】

● 北陸を基盤に関東、関西圏で生花店を展開するジャパン・フラワー・コーポレーション(富山県射水市、松村吉彰社長)はニチレイの花事業を買収する。長野県にある日本最大級のラン栽培温室(富士見町)を引き継ぎ、小型で安価なコチョウランの生産・販売に乗り出す。
● 事業買収は10月1日付。買収金額は明らかにしていない。ジャパン・フラワー社は受け皿となる新会社を設立する。ニチレイの花事業は1984年に洋ランプロジェクトチームを発足してスタート、2003年に八ケ岳山麓に総面積9900平方メートルの温室を開設した。だが、生花市場の縮小とリーマン・ショック後の一層の販売低迷もあり、昨年のグループ事業再編で不動産子会社の事業部門に統合していた。
● 温室ではこれまで彗星(すいせい)ランを中心に生産。ジャパン・フラワー社は欧米で人気が高まっている家庭用の小型コチョウランを新たに投入する計画で、「千円台で売れる手軽なランの需要を新たに創造する」(松村社長)という。
● ジャパン・フラワー社は種苗部門も継承することで将来的には鉢植えに加え、現在輸入が主流となっているランの切り花も生産する。八ケ岳周辺の希少植物の保護・育成も手掛ける。初年度出荷額は2億円(年間ベース)を見込む。
● 生花店「花まつ」を中心に展開するジャパン・フラワー社は、昨年4月に阪急阪神ホールディングスのグループ企業から園芸部門を買収して関西圏に進出、今春には100円ショップのワッツから関西地区の生花店を譲り受けた。関東圏も含め全国で90店舗を展開。グループ売上高は34億円。
● 国内の生花市場は、90年の花の万博を機に大手企業が新規事業として相次ぎ参入。後のバブル崩壊で市場が縮小、リーマン・ショック後は高単価の法人需要が減るなど環境は厳しさを増しており、花関連事業を専業へと手放す動きが市場再編に拍車をかけている。

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◆ 佐分利応貴農水省花き振興室長 任期途中で異動に 感謝と惜しむ声やまず

農林水産省生産局花き産業振興室長の佐分利応貴氏が、8月いっぱいで異動された。ここ数年続いた通常の任期をまだ半年以上も残しての異例の異動となり、業界内には大きな衝撃として伝わった。様々な人が、佐分利氏の慰留について動いたという。しかし、結局は決定は変わらず、感謝と惜しむ声が多数あがっている。フェースブックでは佐分利氏に対して感謝のコメントを集めるサイトが設けられ150名以上の支持と数多くのコメントが集まった。
佐分利氏の活動の特徴はとにかく現場に自ら足を運び、直接話を聞くことだった。相手を霞が関に呼び寄せることがほとんどなかった。手帳を取り出し細かくメモをとる姿が多くの人々の記憶に残った。主要な団体を回るだけでなく小さな花屋さんの集まりやフットサル大会、小さな交流会のような場所にまで足を運ばれていた。もちろん全部自費でした。どの人に対しても全く変わらない姿勢で話されていた。氏がいつも話されていたのは、コミュニケーションこそが社会問題解決の万能薬。そのコミュニケーションの最強兵器は花なのだということでした。
佐分利氏の活動によって、数多くの団体が利害を超えて話し合いの場に参加し、新しい動きを始めたばかりだった。フラワーバレンタインは大きな成果を上げた。花の輸出や育種家の権利を守るための施策、フロリアードの準備、さらには、この春の震災後の復興支援のプラットフォームづくりなど、数え上げればきりがない。異動の理由は最後まで不明だが、今後は佐分利氏が拓いた道を我々自身がしっかりと進んでいく覚悟を新たにし、一致団結して成果を上げることが佐分利氏への返礼となることは間違いない。
佐分利さんには、さまざまな場所でこのニューズレターも取り上げていただき本当に感謝しています。有難うございました。また、新しい場所で活躍されること祈念しております。

http://www.facebook.com/kochihana
http://pcgerbera.cocolog-nifty.com/blog/2011/08/post-a0e4.html

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ミニ・クリップ 】——————-GWJ

□ 計70社以上が参加するフラワートライアルジャパン2011秋 9月に開催
http://www.green-joho.jp/trial/

国内の有名な花苗生産者、資材会社など70社が参加するフラワートライアルジャパン2011がこの秋、山梨と長野で開催される。会場は山梨は、フィオーレ小淵沢。長野は蓼科高原のバラクライングリッシュガーデン。NPO法人「ガーデンを考える会」では、このフラワートライアルにあわせて、小淵沢で展示商談会&セミナーの「ガーデントライアル2011」を開催する。
http://www.npogarden.com/gtrial/

※NPO法人「ガーデンを考える会」は、平成8年11月18日、庭に関わりのある業種、造園、外構、ハウスメーカー、エクステリア・園芸用品メーカー、流通業者、ガーデンセンター、植物生産者などが一緒になって、「これからの庭、ガーデンはどうなっていくのか、また、どのようなガーデンを提案したら良いか」を勉強するために設立されたグループ。会報の発行、定期的にセミナー、勉強会を各地で開催するなど、多角的な情報を発信している。

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□ 「お月見どろぼう」で季節の行事を楽しんじゃおう 【関西花消費拡大委員会】

今年は、9月12日が旧暦の8月15日の「中秋の名月」。お月見、です。
このお月見の日には、「お月見どろぼう」「団子盗み」などと呼ばれる子どもたちだけの楽しみが全国各地に風習として伝わっている。 http://bit.ly/nBFMWl
関西花消費拡大委員会では、この子どもむけのエンターテイメントを積極的に広めようとポスターを制作した。かわいいイラストが中心で好評。今回は「お月見どろぼう」をモチーフにして、ススキ、ワレモコウ、リンドウ、ケイトウなどの9月の花をわかりやすく見せる。ポスターには「お月見くださぁい!」と大きく書かれており、お月見をもっと楽しんでと提案が明快。
関西花消費拡大委員会とは、関西で花の消費を喚起し、マーケットを拡大することを目的に、大阪鶴見花き地方卸売市場に入場する卸、仲卸、買参人、市場(大阪鶴見フラワーセンター)が協力し、共同で販売促進を行うため2011年3月に立ちあげた委員会。これまで5月の「端午の節句」や「母の日」の販促ポスターを作り、7月にはイベント「花のデザイン祭」を企画してきた。「お月見」ポスターは第3弾になる。【花卉園芸新聞8月15日号など】

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□ これから15年後の花き流通を見渡す大局観 「市場流通2025年ビジョン」

市場流通の未来について政府に対してさまざまな提言を行ってきた「市場流通ビジョンを考える会(代表幹事:磯村信夫氏)」の提言がひと段落したのをうけて、提言内容が詳しく書かかれた本を出版した。中心となったのは東京農業大学の藤島廣二先生。本のタイトルは「市場流通2025年ビジョン 国民生活の向上と農水産業の発展のために」筑波書房。http://amzn.to/rlUz1F

この本は、市場流通が勘違いされていることを正し、今後も国民生活を支える重要な役割を果たすためにどうすればいいかが書かれている。震災に対する備えについて市場の機能なども描かれている。
もっとも強調されているのは、市場流通は無駄が多い、直接取引のほうがコスト削減につながるという誤解を正し、暮らしの豊かさを高めている流通人や商人としての矜持を高めたいということ。「卸売市場を通すと流通コストが増え、価格が高くなる」という誤解を丁寧に否定している。市場取引は、個別の取引や流通コストの削減につながる機能が備わっている合理的な機関だ。「市場は社会の公器」なのだ。
こうした市場の役割を明確するとともに、政府の規制緩和、市場経営の健全化の施策についての問題点も指摘する。もっとも大きな批判は、政府の施策にはビジョンがないということ。そのための提言である。各章を割いて現在の市場を取り巻く環境と未来予想を詳しく書いている。
なぜ2025年としたか、今後15年で団塊の世代は後期高齢者となり、人口減少は加速する。都市と地方の情勢・・・この大きな社会構造の変化に対して市場流通がその役割を果たすためのビジョンを示す。

● 産地が市場をテストする。ともに未来を切り開く厳しいパートナー選びは今後も続く。磯村社長
http://www.otakaki.co.jp/blog/ceo/archives/2011/08/29.html

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□ 東北の花と特産品セットに 日比谷花壇が復興応援商品 【日本経済新聞8月12日】

● 日比谷花壇(東京・港)は東日本大震災の復興支援策の一環として、宮城県や福島県など東北地方で生産された花や特産品を取り入れた商品を販売する「がんばろう東北」キャンペーンを各店舗やネットで順次展開している。
● 岩手・宮城・福島の被災3県で生産された花を組み合わせた「東北ブーケ」を22日に店舗で発売。宮城県産のガーベラや福島県産のキキョウ、岩手県産のリンドウを織り交ぜ、復興に向けたシンボルとしたい意向だ。価格は1050円。
● チューリップや水仙の球根と鉢や土、園芸用グローブなどをセットにした秋植え球根の栽培キットも25日に発売。1セット購入するごとに震災で被災した仙台市内の幼稚園に球根2球を寄付する。価格は3675円。

■ 仙台で「花と緑の復興支援フォーラム」in 東北が行われた。
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/08/20110829t15006.htm
http://mpsjapan-blog.jugem.jp/?eid=1146
http://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_s_hanamidori

■ 花の力プロジェクトによるイベント「花の力 for Japan」の報告書が公開されている。
http://hananochikara.org/event_houkoku/
■ 福島産の農産物が苦境に立っている。地産地消の個人販売振るわず JA持ち込み増える
http://www.minyu-net.com/news/news/0817/news8.html   【8月17日福島民友】

全国で進められてきた「地産地消」人気が、震災後のさまざまな問題で逆転してきている。個人販売が振るわず、結局JAに持ち込む事例が増えており、その商品が市場へと流れるようになってきた。これにより、市場経由の商品が増え、以前とは異なる状況になっている。この傾向はまだまだ続くと思われる。

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□ 生販交流・協働をどう進めるか 「産地と消費地を結ぶ」昭和花き研究会 菅家会長
http://kanke.cocolog-nifty.com/2010/2011/08/post-ad34.html

消費地の小売店と生産地はどのように結びつきお客様に対して価値を伝えて行けるか。どんなふうに連携を強めることができるか。

●浜松PCガーベラの場合 自分たちの御ひいき30店舗を招いての情報交換会議を行う
http://pcgerbera.asablo.jp/blog/2011/08/29/6079529
※台風のために中止となってしまった。

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□ 10月に「花き研究戦略会議」開催 花き研究所
http://flower.naro.affrc.go.jp/event/h23/senryaku.html

つくばの「花き研究所」では、10月20日(木) ~ オンライン カジノ 21日(金) の日程で 平成23年度花き研究戦略会議を開催する。【花き産業の現場に結びつく成果を上げていくためには、これまで以上に花き産業に関わる公的研究機関、民間、大学などとの密接な連携が重要です。そこで、我が国全体の花き産業の発展を図る上での技術的課題を明らかにするとともに、産学官連携を一層促進していくために「花き研究戦略会議」を開催します。】研究機関の連携を進め、迅速に現場に生かしていくという方向性が強く打ち出されている。
● 我が国のこれまでの花き産業の発展と今後の展望(岐阜大学応用生物科学部教授 福井博一)
● 農研機構における花き研究の主な成果と第3期中期計画における取り組み(花き研究所花き研究領域長 市村一雄)
● 我が国の花き産業の再生に向けて-花き産業の現場から-
・東シナ海に浮かぶ生産額40億を誇る花の島(沖永良部花き専門農業協同組合参事 大福勇)
・日本有数の豪雪地帯における日本一のカスミソウの産地形成(昭和花き研究会 菅家博昭)
・中京地区における新たな花きの流通基地(株式会社名港フラワーブリッジ代表取締役副社長 林悦孝)
● 農研機構花き研究所の産学官連携の実例紹介-連携研究とその後-
・世界をリードする日本の技術力と連携力が生んだ多弁咲きシクラメン-その実用性と発展性-(北興化学工業㈱開発研究所 寺川輝彦、花き研究所 大坪憲弘)
・航空機輸送のための品質保持技術の開発とリンドウの輸出促進(西和賀町農林課 宍戸貴洋、花き研究所 湯本弘子)
● 花きの効用解明と医療現場への利用-フラワーアレンジメントによる脳と心の癒し-(茨城県立医療大学 山川百合子、花き研究所 望月寛子)
● 第3期中期計画期間における産学官連携の取り組み方向(花き研究所企画管理室長 吉岡佐知子)

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□ アメリカや欧州の経済力低下の影響 競争力を増す輸入花
http://www.otakaki.co.jp/blog/ceo/archives/2011/08/22.html

1ドル70円台が止まらない。競争力を増す輸入花。 磯村社長が書かれていることにはうなずけるが、ひとつ、日本に花を輸入しているのは、もはや「輸入会社」だけではなくなっている。極端な円高が助長している。

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□ コロンビアの切り花輸出、リーマン・ショック後、ようやく再度の増加に転じる

アメリカの不況と水害に苦しめられ続けたコロンビアが回復してきた。品目もカーネ、バラ以外にも増え、多様化している。
http://www.kosuke-ogawa.com/?eid=1823

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□ 国産の花がこれからも生き残るために何をなせばいいか 宇田先生のコラム続く
http://ameblo.jp/udaakira/entry-11000207717.html

前回の全国組織を守るということに続いて、各自治体の組織を活性化することが大事と説く。具体的に、次の三つを提案する。
A案 「都道府県花き協会の活動は、県庁向けパフォーマンスと割り切る」効果的な活動のためには、まず、予算を取ることが重要。

B案 「花の消費者は花屋さんであると、目標を定める」 花屋さん、量販、花束加工業者、仲卸さんとの商談会に資源を集中。B2Cではなく、すぐに結果が見えるB2Bに活動を絞り込む。自治体の研究機関普及員とともに約束を守れる生産と活動の検証を忘れずにやる。

C案 「若者は失敗を恐れずにやってみよ」 失敗体験がない若い人が無鉄砲、怖いモノ知らずで考えて!

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□ 第21回大田花き薔薇会議が27日に行われました
http://www.otakaki.co.jp/blog/ceo/archives/2011/08/29.html
http://rose-innovation.biz/blog/?p=73

8月27日(土)に第21回大田花き薔薇会議が行われた。今年、いつも行われていた大田市場内のホテルが撤退したため大田市場本場の事務棟2階会議室となった。会議ではいつもの種苗会社による新品種の紹介のほか、花文化研究のマミフラワー川崎景介校長のお話や、切り花の品質保持に関する第一人者である花き研究所の市村一雄先生の講演があった。

●育種家 衛藤氏のブログ
http://rose-innovation.biz/blog/?p=53
来期の品種傾向について、京成バラ園の「エキサイティングメイアン」「グリーンハート」など驚くほど変わった花型に注目が集まっている。

■ 日本ばら切花協会の研究大会は北海道で10月に開催
http://www.nichibara.com/
「日ばら」で知られる日本ばら切り花協会は、10月14日(金)~15日(土)の日程で、第42回全国ばら切花研究大会を北海道で行う。(日程がIFEXと重なっています)

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□ 羽田に国際展示場 大田区が20年めどに 【日本経済新聞8月23日】

空港拡張後の国有地取得、「空の玄関」直結アピール  延べ床面積、最大4.7万平方メートル

● 東京都大田区は2020年をめどに羽田空港の敷地に国際展示場を建設する方針。同空港の沖合拡張に伴って生じた土地を国から取得する。
● 現在、2案を軸に検討、延べ床面積は最大で4万7千平方メートルとパシフィコ横浜(横浜市)の展示施設とほぼ同規模(ビックサイトの約半分)になる見通し。空港直結という立地の強みを生かし、国際会議や国内外の展示会、イベントなどを誘致する。
● 予定地は羽田空港の沖合拡張に伴って生じた国有地約53ヘクタールの西側の一角。同空港はこれまで東側の東京湾に向けて拡張が進められ、滑走路などが順次移転した。これに伴い敷地内に空き地が生じた。東京モノレールと京浜急行電鉄の天空橋駅がそばにあり、羽田空港の国際線ターミナルにも近い。大田区が約19ヘクタールを取得する方向だ。
● 検討しているのは、(1)大展示場の入った地上3階建ての施設(延べ床面積2万7千平方メートル)と野外展示場を整備(2)大展示場のほか小展示場も併設した地上6階建て(同4万7千平方メートル)を整備――の2案。整備費は、前者は117億円、後者は207億円程度を見込んでいる。両案とも大展示場は1万2千平方メートル程度で、製品の試作ができる施設や創業支援施設などを併設する方針。ホテルなど宿泊施設を入れる案もあったが、周辺で整備計画があることから見送る方向だ。
● 企画や設計段階から民間が参加することも視野に、具体的な資金調達方法など事業計画づくりに向けた検討作業に入る。大田区、国土交通省、東京都などは昨秋、羽田空港の沖合拡張で生じる約53ヘクタールのまちづくり推進計画をまとめた。このなかで西側の約19ヘクタールを大田区が取得し、ものづくり産業と海外の交流拠点として整備する方向を盛り込んだ。
● 首都圏には東京ビッグサイト(東京・江東、展示面積約8万平方メートル)や幕張メッセ(千葉市、同7万2千平方メートル)などのコンベンション施設がある。リーマン・ショック後の景気低迷で展示会などが減少した。東日本大震災後の自粛ムードの影響も出ていたが、「足元では利用は回復基調にある」(東京ビッグサイト)という。

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□ 京都では、「宇治茶」の世界遺産登録をめざす

● 8月30日の毎日新聞「地方発」では、京都府が「宇治茶」を世界文化遺産に登録することを目指す動きが伝えられている(小山茂樹 宇治商工会議所副会頭)。お茶の世界では、緑茶、ウーロン茶、紅茶を「世界3大茶」と呼んでいるという。歴史的に見ても緑茶の代表は宇治茶だ。
● 鎌倉時代初期に栄西禅師が中国・宋から持ち帰った茶種を譲り受けた明恵上人が栂尾(とがのお京都府左京区)や宇治で栽培したのが始まり。茶問屋街や玉露・てん茶(抹茶)、の栽培用に覆いをした茶園の風景、茶道の文化など世界文化遺産の候補リスト入りを目指すだけの要素がある。
● 飲み物と産地が世界遺産に登録された他の例では、ボルドーワインの産地「サンテミリオン地域」(フランス)やキューバのコーヒープランテーションの「コーヒー農園発祥地の景観」地域などがある。1月の記事↓
http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012801000999.html
● 興味深いのは、今後の課題として挙げてある三つの課題点。1、コンセプト。茶畑や問屋街の文化的背景だけでは日本酒やみそと差がない。生産流通の歴史や資産とそれを支える精神文化としての茶道を一つのストーリーとしてどう描くかが重要。2、登録要件の「顕著な普遍的価値を持つ資産」の絞り込み。日本では国宝や重文指定が条件とされているが、世界に対して、いかに茶文化全体としての普遍的価値を理解してもらうのか。3、地元の盛り上がり。食育ならぬ「飲育」を提唱する。宇治市がある気京都の山城地域をあげて茶摘みや茶道を学校教育に取り入れ、子どもから茶に親しんでもらいたい。お茶の消化を助ける働きや二日酔いをさます働きなども大人向けに飲育を広げ機運を高めていくという。

● もともとは、緑茶の需要を伸ばすためにペットボトル飲料の普及は大きな成果を上げたが、お茶本来の味を楽しむ急須で入れる文化が急速に失われようとしていることに危機感を持ったということらしい。いままで、急須でお茶を入れていた人まで流れてしまった。

さて、花文化はどうだろうか。文化的歴史的背景を知らない人たちにどのように説明をしていくか、この宇治茶の事例は参考になるのではないか。

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□ 「誕生日の祝い方」をもう一度見直す オランダの「トイレカレンダー」という知恵
http://www.kyukon.info/

● 「オランダ国際球根協会ニューズレター8月号」では、ちょっと面白い「トイレカレンダー」と誕生日を祝う習慣についての記事が紹介されている。これは、いわゆる万年カレンダーで月と日にちだけの曜日のないフォームになっていて、ここに家族や友人の名前を書き込んで忘れないように「トイレ」に貼っておく、というものです。オランダのたいていの家庭がトイレにこれを貼ってあるというのが意外で面白い。知り合いになったら、誕生日を聞いてそこに書き込む。とてもいい習慣です。
● このカレンダーが面白いだけでなく、オランダの人が誕生日をとても大切にしていることがもっと重要。人々は、誕生日を大切にし、みんなでお祝いをするのを忘れないようにしている。バースデーカードを送り、会社では逆に誕生日の人がクッキーなどを同僚全員の分を用意して配る。そしてみんなからおめでとうっていってもらう。これは、とても面白い。
● 欧米では誕生日に限らず、カードを贈り合う文化がある。オランダの資材屋さんでもカードがたくさん売られていて、店舗にもかならず置いてある。花を贈るということはカードに言葉を副えること。農水省の花き産業振興室長の佐分利さんがおすすめされていた「彼女がニューヨークで一番の花屋さんになれた理由―アメリカ大富豪に伝わるお金持ちになる魔法」佐藤富雄 著という本もまさに、このカードにどんな言葉を書くかをアドバイスする女性店主の話でした。
● オランダの鈴木のり子さんも、オランダでは亡くなった人をしのぶ場合も「命日」ではなく誕生日が基準になっていて、お誕生日に家族でお墓参りをする。また、著名人を記念する場合、日本では「没後」何年というものが多いが、欧米では「生誕」何年ということが多いという。

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□ シーン別で見やすい ギフトアレンジメントの見本帖 誠文堂新光社から
http://amzn.to/n53oGz

「フローリスト」の誠文堂新光社から「シーンで贈るフラワーアレンジメント見本帖: 色、スタイル、記念日別で作るフラワーデザイン」が発売された。
一年間の花贈りを、シーン別に一覧できるのが特徴。それぞれのイベントの歴史などの記事も充実した内容になっている。季節の花材や使い方も見やすい。また、作例は多くの実在する小売店が担当しており、全国のショップ案内にもなっていることを生産者も利用するといいと思う。
作り方などを大きく省いて、商品見本のようにしたのが見やすさのポイントかもしれない。手元においてアイデアを練るときのヒントにしてはどうか。とくにバレンタインの項目が充実している。フラワーバレンタインのムーブメントを一過性に終わらせないためには、小売店の商品提案力が問われている。

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□ スマホ時代の植物育成アプリ「つい、盆栽」 盆栽の街、さいたま市オフィシャル

●「つい、盆栽」 iphpneアプリ さいたま市のご当地アプリ。 8月18日の日経新聞で紹介。

【 史上初、ツイートで盆栽が育つiPhoneアプリ「つい、盆栽。」。盆栽に優しく話しかけながら、丁寧にお手入れしたり、デコレーションアイテムで装飾したりすることであなただけの盆栽を育てることができます。盆栽の種類は、8種類。世界的にも価値のある盆栽をモデルに代表的な樹形が6種類と、特別な盆栽が2種類あります。盆栽の世界の奥深さを体験しながら、すべての盆栽をコンプリートして「盆栽名人」になりましょう!英語でもお楽しみいただけます。】
http://zaq.ne.jp/twit_bonsai/

● スマートフォンの利用者が急速に拡大する中、PC対応ではなく、スマホに対応したサイト作りが急がれる。常時接続の手軽さは魅力だ。

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□ アウディの都内最大のショールームオープンに合わせてニコライ・バーグマンの商品が好評
http://bit.ly/oXzY7B

アウディ六本木ショールームのオープンフェアでニコライ・バーグマンのプリザーブドフラワーが来場者にプレゼントされた。
http://ameblo.jp/lovelovely1/entry-10980606373.html
http://ameblo.jp/macnicol/entry-10979816155.html

八塩圭子先生の「お気に入り」祖母の100歳の誕生にバーグマン
http://doraku.asahi.com/info/doraku/lifestyle2_110627.html

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□ クリスチャン・トルチュ日本店は、ライセンス契約を更新せず事業終了
http://christian-tortu.co.jp/  (すでに閉鎖、転送されます)

フランスで花の世界に革命的な変化を起こしたクリスチャン・トルチュ氏の名前を冠した日本店は8月27日をもって事業を終了した。店舗のほかブライダル事業も終了(フローリィネットとしてのブライダル事業は継続)。本国フランスでも、日本でもトルチュからは、数多くのフローリストが育ち、トルチュ流のナチュラルでエレガントな花のスタイルで活躍している。
契約母体となっていたフローリィネット社は、今後、別業態の花小売り店舗「プレジュール」などを中心に小売りとネット販売、ブライダル、スクール事業を展開する。
http://www.fl-net.co.jp/
フローリィネット社は、昨年10月に酒類販売大手のなんでも酒屋「カクヤス」社に買収され100%の子会社となっている。
http://www.kakuyasu.co.jp/corporate/group/

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□ 東京駅 京葉ストリートの花屋さん「PETAL BY REN」も撤退

東京三田のRENの姉妹店「PETAL BY REN」は、昨年11月にオープンした東京駅構内の京葉ストリートに出店していたが、この夏で撤退している。

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□ 腐葉土問題 許容値設定後も混乱続く 秋のガーデニングシーズンに備えて

7月の末に腐葉土から高い数値の放射性物質セシウムなどが検出されたことで、許容値が決定され、製造流通の自粛も解除されたが、8月に入ってまた自粛措置が勧告された。農林水産省は8日、東北や関東など17都県に対し、腐葉土の生産を自粛するよう再度通知したと発表した。農水省は腐葉土中の放射性セシウムの暫定規制値を2日に発表したことに伴い、いったんは自粛要請を取り下げた。しかし汚染実態の把握が難しく、具体的な検査方法を決められなかったため方針転換、再び自粛を求めることにした。 17都県は青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡。この地域で作られた腐葉土の利用自粛も求めている。検査の結果、セシウム400ベクレル/kgを超えないことが明らかにされれば「例外的に」大丈夫だとしている。
大手のカインズホームなどは、許容値のセシウム400ベクレルよりさらに厳しい350ベクレル/㎏を自主基準として検査後に販売している。
http://www.cainz.co.jp/images/information/pdf/oshirase_fuyoudo110822up.pdf

● 日経新聞「春秋」コラム 8月18日・・・不安をあおるような記事だった・・・
【猫の額ほどの広さだが、都内にある自宅庭の草木や野菜の株元に敷き詰めていた腐葉土をかき集め、混ぜ込んでいた堆肥を掘り返した。濃度の高い放射性セシウムが検出され、生産や使用の自粛を農水省が求めているものだったからだ。▼検出が分かった後は、自主検査で規制値より低い腐葉土だけが売られているという。だが原発事故から汚染発覚までの4カ月の間、全国に相当量が出回った。今年は緑のカーテン作りでゴーヤを育てようと買い求めた人も多いはずだ。手間暇かけた作物の出荷を止められる農家の落胆が実感できるような気がする。▼さて、集めた腐葉土をどうすべきか。汚染されているとすれば燃やせば大気中に広がるし、不燃ごみに出しても解決しない。仕方なく庭の隅に深い穴を掘り、「最終処分」のあてのない「一時保管」とした。原発の事故処理は依然メドが立たず、放射能を帯びた汚泥やがれきがあふれかえる現状の縮図を見るようだ。▼庭作業はマスクとビニールの手袋をつけ、スコップ片手に始めたが、息苦しくてやがてマスクは外し、効率が悪いのでスコップも捨てた。はいつくばって両手でかき集めていると手袋も破れ、最後は素手での作業となる。福島原発内での復旧作業では、「安全第一」が守られているのだろうか。ふと、そう思った。】

● 9日付けの毎日新聞。セシウム汚染:農水省 腐葉土の生産・使用自粛を再要請
http://mainichi.jp/select/science/news/20110809k0000m040075000c.html
● 9日 http://www.news24.jp/articles/2011/08/09/06188221.html
● プロトリーフ社は、「公的機関による放射線量計測結果と昨日の商品・原料別数値リスト」公表。自社測定と公的機関による検査の二本立て  http://bit.ly/n4WIsH
●16日の東京新聞夕刊「家庭菜園ブーム 水差す腐葉土」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2011081602000203.html
これから、秋に向けての腐葉土準備へ入るこの時期に。不安で食べられないという人も。

● これは、沖縄にも拡散していて回収について問題になっている事例。
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20110806rky00m040005000c.html
腐葉土は土にまぜるものであること、農地は8000ベクレルが基準になっていることなどを考えても過剰に反応することがいいこととは思えません。しかし、現実は使った土も含めて回収してほしいという消費者は少なくない。
ホームセンターの腐葉土は、安いから大量に買う人が多い。家庭菜園はもとより、直売所に収める野菜農家や、学校の花壇などで使われていて、まさに根も葉もない話まで広がっています。自分の店ではどのようにこの問題を扱っていくか、よく考えておくべきだと思います。
● 園芸家の議論の実例 (途中で福井先生のHPが引用されている)
http://engeisoudan.com/lng.cgi?print 201108/11080029.txt
終わりのない議論になるのは目に見えている。これが現状だと思う。
● 「堆肥原料もセシウム汚染 島根 – MSN産経ニュース」汚染された稲わら→島根県の飼育牛→牛ふん→堆肥 島根の堆肥からセシウムという記事 8月13日のニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/news/110813/smn11081302210001-n1.htm
それにしても2年ほど園芸を休めばいいのでは、という意見には驚かされる。
● 福井県でも消費者が県に問い合わせており、県が放射性物質検査へ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110811-00000235-mailo-l18
園芸店・HCは信用されていないのではないか?
● 中国産の腐葉土に咬みついている人のブログ。8月3日のものも参照。
http://niwaniimasu.blog.fc2.com/blog-category-4.html
確かに一番たくさん使っているのは街の園芸家だ。
● 腐葉土からセシウム 不安な家庭菜園
http://iryou.chunichi.co.jp/article/detail/20110817152121285
この不安を取り除く努力を。すぐ、秋になってしまいます。

● 土は重いので、このように、通販で買い求める人も増えていくかもしれない。
http://item.rakuten.co.jp/nansin-reaves/c/0000000137/


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□ 【新聞の投書欄から】

● カボチャ 竹野勇次64 警備員 東京都調布市 【8月30日産経新聞きのうきょう】

今年の4月から市民貸し農園で、15平方メートルの畑を借り受けることになった。ホウレンソウの種をまき、ナスやトマトの苗を植え、ほどほどの収穫を手にした。スーパーで買ったカボチャは実を食べて種を畑にまいたが、何本か芽を出したものの、結局、1本しか残らなかった。
ところが、収穫が終わり、空き地になりかけたころ、カボチャの若い芽は縦横無尽、四方八方に狭い畑を支配下に収めていったのだ。わが領地内なら問題ないのだが、隣接する畑にまで勢力を伸ばしだした。
貸し農園規約に違反してしまう。「泣いて馬しょくを斬る」の心境で芽を切った。ひとつ芽を切るといくつもの枝芽が出る。芽を切る、枝芽が出るのいたちごっこ。そのうち大量の芽が惜しくなってきたので、湯がいておひたしやゴマあえにしてみた。これがおいしい。「天ぷら」にしたら、なおおいしかった。初めて味わうごちそうであった。

● 亡き兄の贈り物? 郷家昌子58 主婦 福島県いわき市 【8月30日読売新聞気流】

キュウリやナスなどが育つわが家の菜園に、見覚えのない芽が出た。「何の芽?」と興味半分でそのままにしていたところ、そのうち茎が分かれて四方にはい出した。
しばらくして茎になった薄緑色の丸い実はぐんぐん大きくなり、リンゴほどの大きさになると黄色く色づいて、メロンのようなにおいを漂わせた。
思い出した。がんで逝った兄が5年前に病気をおして遊びに来てくれたことがあった。気を紛らわせるために作った野菜の数々を持ってきてくれた。その中に、ウリがあった。種が5年も畑の中で眠り、今年芽を出したのだろうと思った。
9月1日は兄の命日。元気だった兄を思いつつ、ウリを食べてみようと思う。

● 供え物残さず食べ有意義な墓参りに 関田貴与67主婦 東京都江東区 【30日読売新聞気流】

「お墓の供え物は持ち帰って(24日掲載)」という投書を読みました。墓地に供えられた食べ物がカラスや猫に食い散らかされた跡は、私もよく見かけます。
私は毎月、欠かさず墓参りをしていますが、その際には義父母ら、亡くなった人が生前好きだったものをお供えし、掃除などをした後、墓前で供え物を食べてから帰るようにしています。こうすれば、ゴミが散らかることもありません。故人の好きだったものを食べることで、あらためて生前の様子を思い出し、一緒に人たちにと語り合うこともできます。
墓前に残しておいても良いことはないでしょう。持ち帰るのも一案ですが、食べることで更に墓参りが有意義になると思います。

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■ 編集後記
○ いよいよ暦通りに「台風」がやってくる季節になりました。お月見や敬老、お彼岸とあっという間に過ぎる9月という感じがします。読書の秋、味覚の秋、行楽の秋、日々、気持ちを新たなに暮らしていきたいものです。
○ 取って置きの情報・感想メールをお待ちしています。< greenwingsjapan@gmail.com >
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